まだまだ夏は終わらない!SUMMER SONIC2023行ってきたよレポ:後半戦
前回の続き。
後半戦は、幕張メッセ側のステージから。
新しい音楽との出会い、THE SNUTS/KIDS RETURN/FLO
サマソニの醍醐味といえば、これから「来る」アーティストをいち早く見られること!
私は、事前にSpotifyのプレイリストで予習した時に気になった、上記3組を見に行くことにしました。
実際にライブを見て一番印象的だったのはKIDS RETURN◎
ゆるっとした空気感で、最後にみんなで「Melody」のコーラスを歌っている時はとってもピースフルな空間でした。
去年はこの午後の時間帯、AimerとかVaundyを見に行ったのですが、この人たち人気すぎて客パンパンだったんですよね…。
鑑賞するにはあまりいい環境ではなかったので、早々に離脱してリーサルウェポンズ見に行ったのはいい思い出です。
気になる邦楽アーティストを見に行くのもいいですが、それなら日本のフェスでも見るチャンスはあるし、せっかくの機会なので、サマソニ行くなら外タレ(=海外アーティスト)メインで見ようと、この時心に決めました。
これが…Z世代…!?The Kid LAROI
メッセでしばらくのんびりして体力回復したら、再びマリンステージに移動。
16時前ですがまだまだ油断ならぬ暑さが続きます。
日陰側のスタンド席に陣取って臨むのは、Justin Bieberとのコラボ曲『STAY』でお馴染みのThe Kid LAROI!!
彼のステージを見ていて驚いたのは、その曲の短さ。
短いからダメとかは全然ないのですが、私が日常で一番聴いているBUMP OF CHICKENの、例えば最新の曲(『窓の中から』)は大体一曲6分半。
その他の曲も結構長めなので、それに慣れている私としては、LAROI君の曲は「えっ!もう終わったの!?」と言う感じ。
(今、Spotifyで彼の楽曲TOP5を見たら、全部3分以内で終わる曲でした…!)
LAROI君と一回り違うお姉さんとしては、何だか世代を感じずにはいられない。
それでも、ラウドに歌い上げる姿はとてもかっこよかったです。最後に「マザー○ァッカー!!!」と言い去ったところもね!!
はい、ベストアクトです。SOL様
先に言います。
この後、リアムギャラガーもケンドリックラマーも控えていますが、個人的大優勝はSOL様でした。ありがとうございました。
正直、ライブ前は「BIGBANG、大学生の時流行ったな〜、G-DRAGONとT.O.Pは分かるけど、SOLってどんな人やったっけ…。」と言うくらいのレベルでした。
が、金髪オールバックの姿を一目見た瞬間から「トゥンク…」となり、3曲目あたり、サングラスを上にスッ…とずらして目が見えた瞬間に「キャアァ!!」となり、気付けばそこから動けなくなっていました。(1曲見たらビーチステージに移動するつもりだったのに!!)
なんと言うのでしょうか、とにかくセクシーなんですよね。
歌は当然上手いですが、それと同じくらい、ダンスもめっちゃ上手い。
服の上からでも分かる鍛えられた筋肉…そして指先まで意思を感じる表現力。これは…スーパーエンターテイナーだ…!
それでいてMCではキュートな一面もあり、そのギャップに萌え!!!!
「イヤモニ壊れてるのかな?あまり聞こえないですネ。」と観客の声を求める姿や「時間まだ残ってるけど、皆さんがいいなら帰っちゃいますヨ!」とこっちを翻弄してくる感じ…たまらん!!
最後に披露された「RINGA LINGA」でハートを射抜かれ、今もなおときめきは継続中です。
20年戻って予習したい、Liam Gallagher
リアム・ギャラガー。伝説的バンド「オアシス」の元ボーカル。そのくらいのことなら知っています。
が、悲しいかな、洋楽を通らずに育ち、大人になった私にとっては、彼への情熱はそれほど高いものではないのです。
もちろん、バンド/ソロ含めて予習しました。オアシスの有名な曲であれば口ずさめるようにはなりました。でも、彼の音楽と私の間には歴史がない…。
この時間、マリンステージに集まった人にはきっとそれぞれの思い出があって、オアシスの曲が演奏される度に歓声が生まれたり、合唱しているのを見て、いいなぁって思ってました。
私はスタンド二階席で、ワシワシと牛ハラミ丼を食べることしかできませんでした!!
ファン歴の長さに優劣はないと思っているけれど、やっぱり長く聴いている人にしか感じられないエモさってあるよねぇ…。
音楽を超えたアート、Kendrick Lamar
Kendrick Lamar、実はライブを見るの2回目です。
前回は、2018年のフジロック。
初めてのフジロック参加でヘトヘト、案の定雨は降るし足元はグチャグチャだし、日帰りでのスケジュールだったからもう会場を出ないといけない、というタイミングでのアクトでした。
客席後方から遠目にいるケンドリックを眺めるだけでしたが、それでも「これが世界か…。」と強く印象に残るステージだったのを覚えています。
あれから5年。
今回はコンディションも良さそうだし、全力でケンドリックを迎えられるぞォ!と気合十分。
改めて彼の半生や曲に込められた思いを予習し(下の動画は前編・後編どちらも大変興味深かった)、ライブに臨みました。
定刻になり、照明が落とされる客席。明らかにこれまでのアクトとは違う雰囲気です。
ジリジリとした熱気でマリンスタジアムが満たされる中、静かに登場したケンドリック・ラマー。
一曲目が始まった瞬間大歓声、そしてアリーナでは大合唱が生まれました。
私にとっては音楽をメロディーで捉えることがスタンダードなので、どれだけ予習しても、ラップってなかなか自分の中に定着しないんです。
それでも、生で見る彼の歌唱はやはり圧倒的だったし、めちゃめちゃクール。
シャツにオーバーオールを着た男性たちの機械的なダンス、青が印象的なライティング、動と静の足し算引き算。
総合して、フェスの中の1アクトではなく、1つのショーを見に来たようなステージでした。多くの人が、「これはアートだ。」と感じたのではないでしょうか。
もし3回目を見ることがあったら、次は一緒に歌うからな…!!
今年も大満足でした
やっぱり…サマソニって面白い…。知ってる人見るのも知らない人見るのもいいんだ。
今年は現地だけでなく、金曜日のSONICMANIAも土曜日の1日目もWOWOWの配信で見てました。
自分が行った日、本当は、Awichも新しい学校のリーダーズもimaseもBABYMETALも見たかった!!でもみんな被ってるんだもん!!
泣く泣く諦めるのもサマソニの醍醐味です。
サマソニのアーティスト、ヘッドライナー級の人は1年以上前から交渉しているということなので、もう来年に向けての準備も着々と進められているのですよ!楽しみ!
(このPodcastで色々裏側が知れて面白かった。)
とにかくこの暑さだけが心配ですが、来年も元気に参加できるよう体力つけておきます!
おしまい。