マイ・ファースト・エルメス
エルメスの指輪を買いました。
今月誕生日だし、自分への誕生日プレゼントということで。
エルメス。
もちろんブランドとしては知っているけど、何だか高級なものの代名詞、というくらいで、自分の人生に登場するとは思っていませんでした。
最初に気になったのは、4年ほど前にパルコだかルミネだかで、ヴィンテージエルメスのポップアップショップが展開されていたとき。
そこで売られていた、シルバーとゴールドを組み合わせたリングがめちゃめちゃ素敵で、こんな可愛いアイテムがあるのか!と、自分の中に「ヴィンテージエルメス」という概念が生まれました。
(そのリングは10万超で、当時薄給だった私には検討の余地もない代物でした。)
それから2年。
「ヴィンテージエルメス」への憧れはあるものの、まだまだ手の届かない高嶺の花、と自分が着用するイメージを持てないでいるときに、一冊の本に出会いました。
それが、『老舗の流儀 虎屋とエルメス』。
虎屋十七代目 黒川光博さんと、エルメス本社前副社長 齋藤峰明さんお二人の、「働くこと」や「ものづくり」にまつわる対話が収められている本です。
齋藤さんからは終始、エルメスでいかに「職人」のアイデアが重要視されているかというお話しが語られ、彼らの技術・知識・センスの結集が、エルメスの製品なのだと感じました。
そして恥ずかしながら、私はこの本を読むまで、エルメスが馬具店から始まったブランドであることを知りませんでした…。
実は私、「午年」ということもあり「馬のモチーフ」が好きで、お財布も馬だらけです。
人からしたらしょうもないことかもしれませんが、「馬好きな私がエルメスに惹かれるのは、運命的なことなのではないか…?」と、さらにエルメスへの想いが高まりました。
それからは、「エルメスのリングを付けること」がリアルな目標になったので、お金が貯まったらいつでも買えるように、日ごろから情報収集をしていました。
実際にヴィンテージエルメスを取り扱っているお店に行って、ビビッとくるものがないか探したこともありました。が、ときめくものは大幅予算オーバーだったりで、なかなか購入には至らず。
そんなある日、エルメスのオンラインショップを眺めているときにふと気づきました。
ヴィンテージにこだわる必要はあるのか?
最初のきっかけは確かにヴィンテージエルメスだったけれども、私はコレクターではないし、別に今販売されているやつでもいいのでは??
なんなら、ヴィンテージより普通に販売されてるやつの方が安いし!
ということで、そこからの動きは早かったです。
都内の店舗の中でも一番緊張しなさそう(失礼)な池袋西武店に目をつけ、訪問。
そういえば、エルメスの店舗に入るのすら初めての経験でした。
全然勝手が分からなかったので、ひとまず店内をぐるっと見ようとしていると、店員さんから「今日は何かお探しですか?」とお声が。
「あーっと、指輪が見たくてぇ。」とアホみたいな返答をすると、「リングですね、在庫お持ちしますので少々お待ちください。」とバックヤードから指輪を何種類か持ってきてくれました。
その時用意してくれたのは、お馴染み、シェーヌダンクルのモチーフが3連になった「シェーヌダンクル アンシェネ」。
馬車やHのロゴが重厚感を醸し出す「エクスリブリス シュヴァリエ」。
そして、辛口デザインで存在感のある「クロワゼット」。
実は、エルメスのリングを色々調べていた時に気になっていたのが三つ目の「クロワゼット」。
行った店舗に在庫があればいいなぁとゆるく探していたので、最初の店舗でいきなり出会えてラッキーでした。
早速着けてみたところ、サイズもぴったり。
他の二つも試してみてどちらも素敵ではあったのですが、やっぱりクロワゼットが断然私っぽい!
入店5分くらいで、お買い上げとなりました。
(支払いに使ったのが、西友デザインの楽天カードなのが庶民すぎて笑えた!)
せっかくなので、その他ベビー用品、コスメ、ホームプロダクトなどなどもじっくり見て、エルメスの上質な雰囲気をたっぷり味わって退店。
それでは、今回私が購入した可愛い可愛い指輪を見ていってください…。
ちなみに、エルメスのロゴ、どんな意味が隠されているかご存知でしょうか?
ロゴに描かれているのは、馬車と従者。
馬を御するのはロゴには描かれていない「主人」です。
つまり、「エルメスは最高の品物を用意しますが、それを御すのはお客様自身です」ということ。
か…かっこいい〜!!
所有するだけでなく、それを自分のものとして着こなしてこそ、エルメスのプロダクトとして完成するのですね。
エルメスのリングに見合う、エレガントな女性になりたいじゃがたろでした。
おしまい。
軍資金にします!