小説プロットの簡単な作り方。「主人公の幸福度」を考える。

小説のプロット作りについて、今回はひとつの重要なポイントだけでプロットを考える方法をお伝えします。

プロットの作り方を調べると「小説全体を12個のシーンに分けて考えます!」とか出てくるのですが、それだと理解するのが大変なのでポイントをひとつにまとめてみました。


そのポイントとは、「主人公の幸福度」です。

やり方としては、物語のエピソードの瞬間に「いま主人公は幸せか?不幸か?」と主人公の幸福度を見ていくことになります。
 


たとえば、主人公が努力して成功を掴んでいくような、ハッピーエンド型のストーリー。

このストーリーの場合、主人公の幸福度は物語全体で、

「不幸①→幸せ①→不幸②→幸せ②」

という推移になっていることが多いです。


「物語の冒頭。主人公は貧しかったり弱かったりで苦しい状況にある=不幸①」

「物語中盤。不幸だった主人公は努力し、小さな幸せを掴む=幸せ①」

「物語クライマックス。幸せを手に入れたかに見えた主人公は、どん底に突き落とされる=不幸②」

「物語ラスト。どん底を乗り越えた主人公は、本当の幸せを手にいれる=幸せ②」


このように多くの作品が不幸と幸せを行ったり来たりしています。そのイメージが湧きますでしょうか。

不幸と幸せを繰り返すことでメリハリのある展開が生まれ、読者に不幸はより悲しく、幸福はより楽しく感じさせることができます。


「主人公がちょっぴり不幸なところから物語が始まり、その後に幸せなイベントが待っている。
そのまま幸せで終わると思いきや、大きな不幸が訪れ、主人公は打ちのめされる。
しかし主人公は諦めず問題に立ち向かって解決し、真の幸福を手に入れる」

といった流れです。



この幸福度の変化がつくれると、盛り上がりのある物語になります。
ぜひ主人公の幸福度に着目しながら、プロットをつくってみてください。

コメントにプロットの例をのせておきます。

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