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環境問題解決への糸口になるか…プラスチック分解細菌を持つ昆虫

近年、環境問題が深刻化している。

 中でも海洋のプラスチックは、2050年までに魚の重量よりも海洋プラスチックごみの重量のほうが多くなるという試算も出ている。

近年注目されているのが、プラスチック分解細菌を持つとされる昆虫

”ハニーワーム”である。

図1ハニーワーム

 ハニーワームとはハチノスツヅリガという蛾の1種の幼虫であり、
学名は”Galleria mellonella”である。
一般的には爬虫類の餌や釣り餌として利用される「ブドウムシ」として知られている。
養蜂家からは蜂の巣を食い荒らすことから害虫として扱われている。

そんなハニーワームであるが、近年カナダのブランドん大学によって、プラスチックを食べて分解していることが明らかになった。
引用元:プラスチックを食べる幼虫をカナダの大学が発見。マイクロプラ除去システム開発に貢献か | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD

 研究の結果、ポリエチレンを食べることで、フンの中からエチレングリコール(保冷材に使われる化学物質)が検出され、ポリエチレンを分解しているとの実験結果が得られた。

 これは、ポリエチレンと蜂の巣の化学構造が似ているために分解できたのではないかと考えられている。
 
しかし、現状としてハニーワームのポリエチレン消費量が少ないことや、分解に多くの時間を要すことなどから、プラスチック分解システムには大きな課題が残されている。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
初投稿ですので読みずらい点もあったかもしれません。

この記事は高校時代に課題研究として研究した課題の記事をまとめたものです。

今後好評ならば、高校時代の研究内容なども載せていきたいと考えています。

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