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全国の自治体や消防で災害情報の収集に利用される【FASTALERT】の活用事例をご紹介します!


はじめに

JX通信社では、SNSや自社ニュースアプリから収集した「リスク情報」をAIで分析・配信するサービス「FASTALERT」を提供しています。
特に自治体や消防では、全国各地で発生する災害に関する情報を日本で最も早く検知し、配信するサービスとして注目されています。
今回のnoteでは、FASTALERTが自治体や消防で実際に導入・活用されている事例をいくつか紹介させていただきます。
いずれも抜粋したものになりますので、詳細はFASTALERTのHPをご覧ください!
▶▶▶FASTALERTのHPはこちら

京都市様の活用事例

「いつ・どこで・何が起こっているか」をリアルタイムに把握、的確かつ迅速な対応へ

京都市様では、FASTALERT導入前には、災害情報について「その場に居合わせた方(が投稿するSNS情報)」と「通報などにより情報を知る京都市」で情報を入手するタイミングのズレがある現状に、課題を感じておられました。

FASTALERT導入の決め手は「いつ・どこで・何が起こっているか」という情報をリアルタイムで把握できることと、情報のタイムラグを埋めることにより、自治体としてより迅速な(一歩先んじた)災害対応が可能になることが想定されたことでした。

実際に、令和5年1月の大雪の際には、FASTALERTの情報を根拠にして職員を派遣し、一時的に滞在可能な施設の確保を進めました。また、令和4年8月には駅前ロータリーの冠水を検知し関係部署と連携して対応するなど、一歩先んじた災害対応の実現に、FASTALERTをご活用いただきました。

浜松市様・株式会社フジヤマ様の活用事例

過去の被害様相とは変化し始めている豪雨被害に官民連携で対応 SNS情報を活用して初動期〜復旧期の業務効率化を実現

FASTALERT導入前には、浜松市様では河川カメラや水位計が設置されていない場所で何が起こっているのかをリアルタイムで把握することが難しいと感じておられました。
また、株式会社フジヤマ様では、早期に復旧活動に移行するためにも迅速かつ的確な調査が求められますが、対応可能な人員や資機材は限られるため業務の効率化が必要と感じておられました。

FASTALERT導入の決め手は、浜松市様としては、SNS等の情報を用いて、把握に時間がかかるような情報をロスタイムを少なく補完することができれば、災害時の意思決定をより迅速かつ的確に行えるようになるのではと考えたことでした。
また株式会社フジヤマ様では、現場に行かずとも被害状況が視覚的に把握でき、その内容を図面に落とし込みつつ効率的な現地調査計画を立てたうえで限られた人員・資機材を投入していくことができると考え、導入いただきました。

実際に浜松市様では、令和4年、5年と2年連続で大雨による被害を受けた際には、FASTALERTにアップされた情報が「浸水等の被害状況の把握」や「復旧・復興支援業務のスムーズな遂行を見据えた浸水範囲の特定作業」に役に立ち、迅速な初動対応に役立ったと実感いただきました。
また、株式会社フジヤマ様でも、従来1週間以上の時間を要することが多かった浸水痕跡調査を2日程度で終わらせることができ、業務削減効果を感じたとのことでした。

草加八潮消防組合様の活用事例

火災・事故などの通報をSNSやNewsDigestの動画像でも確認。口頭指導を補強し具体的な指示、適切な対応に繋げる

FASTALERT導入前には、119番通報はどうしても口頭でのやり取りとなってしまうため、災害現場の状況を具体的に知り、現場の様子や詳細な位置などを知るのがなかなか難しいと感じておられました。

FASTALERT導入の決め手は、SNSやNewsDigestで投稿されてくる動画や画像などを見ると、現場での機材を設定する手間や記録用の人員などの人手をかけずに現場の状況がよく把握でき、発災現場の位置も正確にわかることでした。

実際に東京外環自動車道で発生した車両火災について、通報から2分後にはSNSの画像が上がり、その4分後にはNewsDigest(*)の動画があがってきたので、現場の状況や正確な位置情報を把握することができ、対応にあたることができたそうです。

*NewsDigestはJX通信社が運営するニュースアプリです。情報提供機能を搭載しており、一般の市民の皆様から、現地情報を収集しています。収集した情報は、FASTALERTを通じて自治体や企業の皆様へ配信しています。

より詳細な活用事例はこちらから

活用事例の詳細はこちらからご確認ください。
今回ご紹介させていただいた自治体・消防の皆様以外にも、運送業などの民間企業の皆様の事例も、こちらからご覧いただけます。

最後に

JX通信社は引き続き、”いつか必ず起こる災害”と向き合い、リスク情報の提供を通じて、自治体の皆様の地域防災力の向上、企業の皆様の事業継続やリスク対策などに貢献してまいります。

”FASTALERT”では、現在、無償トライアルも実施しております!
詳しくは▼こちらよりお気軽にお問い合わせください。

また、市民向けの”NewsDigest”は無償アプリです。是非インストールいただき、お試しください!
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10月11日〜13日にかけては、東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展2023(RISCON)」に出展いたします。
FASTALERTを実際にご確認頂ける機会となりますので、ぜひ弊社ブースへお立ち寄りください!
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