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絵本のサブスクがとても良いという話。

我が家では息子が1歳の頃から絵本のサブスクを導入している。
World Library というサービスで、月1300円で毎月1冊絵本が届く。

なぜ絵本のサブスクを使っているかというと、私は絵本を選ぶセンスがないと思うし、図書館にマメに通う性格でもないからだ。書店へ行けば絵本コーナーはほぼ確実にある。が、どの程度の文字量が何歳に適しているのかもわからないし、どの絵本が子どもに良い影響があるかを精査することも難しい。本に触れる時間を持って欲しいと思う反面、何を与えるのかを選ぶことはとても難しいと思う。その点、サブスクであれば絵本に精通した人が選んでくれて、私はどんなものが来るかわからない。子どもがそれを気にいるかどうかを気にしなくても良いのだ。選択する作業とその責任をアウトソースできることはとてもメリットがあると思う。

それから、なぜWorld Library を選んだかというと、世界中の絵本を届けてくれるからだ。イタリア、フランス、イギリス、ロシア、韓国、スペイン…その他の国もあったかもしれない。いろんな国の本がくることで、いろんな価値観や文化に触れられることを期待している。
中には、「え、これってどういうこと?」とか、「オチは!?」と言ってしまうものもある。(関西人だから?)でも、それもまた違う価値観や文化に触れているということかなと思っている。

World Library とは数年のお付き合いなので、これまでに30〜40冊ほどは届けていただいている。その中で私が好きなのは、「ピンクー にじのでるばしょ」「キイロドリ ゆめをかなえる」「ゲコゲコミツメ ふるさとのいけ」だ。3冊とも、オルガ・デ・ディオス作/絵、美馬しょうこ訳(敬称略)。

同じ作家さんの本ではあるが、続き物ではない。それぞれに独立した絵本である。世界観は共有されているので、キイロドリにピンクーが登場しているし、ピンクーにゲコゲコミツメも登場している。

このシリーズでは、それぞれ多様性や団結、環境問題など、社会的なトピックを取り扱っている。
生きやすい場所を探しに行っていいこと、生きやすい場所はきっとあるということ。それぞれが得意なことや、それぞれに適した生き方をしたらいいこと。自分1人で出来ないことは誰かに相談して、みんなで考えたり協力すればいいこと。そういうことが息子に伝わればいいなと思っている。

サブスクのお陰かどうかはわからないけれど、息子は絵本が好きだ。まだひらがなが読めないので自力で読むことはできないけれど、書店にいけば必ず絵本コーナーであれこれ手に取っているし、家でもよく本を眺めたり、読み聞かせをせがんでくる。この読み聞かせというやつが私はどうにも苦手で、実はできる限り避けてきた。赤ちゃんの頃も読み聞かせをした方がいいと散々見かけたが、無反応な相手に声色を変えて何役もやったり、ひたすらオノマトペを読んだりするのはなかなかに苦痛だ。そして、大きくなってからの読み聞かせは、それなりに楽しんで読んでいてもあくびが止まらなくなってしまってなかなか集中できない。
こんな親であるにも関わらず、息子は本が大好きだ。本が視界にあるという環境は影響したかもしれないが、あとは本人の性格だと思う。

それから、届いたその時は全然興味を持っていなくても、数ヶ月後に興味をもったりハマったりすることがある。これは借りた本では見れない様子だなと思う。子どもの興味関心の変化を感じられるので、それもまた面白い。

ちょうど今日も今月のWorld Library が届いた。今月は仕掛け絵本で、息子は「おもちゃがよかった〜」と言っていたけれど、多分そのうち一生懸命やるような気がしている。

ちょっと面白そうだなと思った方は、是非一度調べてみてほしい。書店では見かけない外国の絵本がいろいろ載っていてみているだけでもなかなか楽しい。サブスクは「World  Library Personal」というサービス。オンラインショップで一冊からでも買い求められると思う。

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