住宅営業の仕事は本当に不思議な仕事でした。20年でお引き渡しした210件のお客様とのお話。11
韓国でまた感染爆発したそうですね。
しかも個人情報を縛り過ぎて感染疑いのある3000人超えの人と連絡が取れずに居て、さらなる感染爆発を心配しているとか。舵取りの難しさを感じます。
アベノマスクとか、やる事が遅いとか色々言われます。私も多少思います。ただ安倍政権も人も完璧ではありません。日本はこれだけ死者数が抑えられて居て
国民が守られている事実。そして自宅待機を真面目に真面目すぎるほど守る民族。民度。いつもの自虐的な要素も野党、評論家は出してきますが、
皆さんはそんなに完璧な人達ですか?と
自問自答しても良い段階かもしれないです。
日本って、日本人ってそんなに悪くないですから。
閑話休題
三件目に契約して頂いたS様は文具メーカーに勤務される方でした。3人の幼い娘さん、奥様5人家族で暮らす方でした。
この方とは展示場に来場されてお知り合いにならせて頂きました。営業畑の方で
私が新入社員という事に何かと目をかけてくれて、営業とは?を教えて頂ける
とても優しい方でした。会社では管理職をされていて、部下指導の話しをして頂いたり、部下と飲みに行った話し、社員旅行の話をして頂きました。
住宅営業の不思議さは本当に多くの業界の話を聞く機会がある事です。文具メーカーの仕事の事、銀行の内務の話、弁護士のお客様からは弁護士業界の話
時には会社経営者の方の話。中には誰もが知っている会社の役員の方もお客様だったりします。芸能界の方もいたりします。そしてその人たちと20年~30年
お付き合いが続いていくのです。もちろん営業によりますが。
S様のご自宅に行く時は夜が多かったでした。ご主人様が仕事から戻ってくる20時アポイントが多かったでした。
ですから夕食を私の分まで奥様が用意してくれて、最初にご飯をご主人様と共にご馳走になって、それから家の打ち合わせが始まるという感じでした。
これも実に不思議な仕事だと今思います。その時は主人は晩酌が始まるのでさらにご主人のサラリーマン談義が盛り上がり、ご主人様はかなり上機嫌に
なられます。娘さん3人はその頃長女の方で小学校高学年ぐらいでした。3人ともかわいいお嬢さん達でした。将来は私がお嫁さんになってあげるね!と言われ
た時もありました。私の似顔絵も描いてくれました。どこかにいってしまいました。
その頃私は23歳でしたから。働く大人のお兄さんぐらいに見えていたのでしょうか。今はおそらくお子さんもいらっしゃると思います。
その人の人生をその家族の成長をいつも垣間見続ける仕事もこの住宅営業の不思議さです。年賀状が送られてくるとあの時一緒に地鎮祭の最中に遊んであげた
あの子が子供を抱いて年賀状の中にいたりします。不思議ですよね。こんな仕事あまり無い気がします。しかも私はこの仕事に就く気がサラサラなかった人間
でしたので。
そうこうしているうちにS様と契約して次のステップに進む段階になりました。契約して欲しいです。と私がS様に告げると。。。
「えっ!?今日⁈ ちょっと待ってよ〜」
と言ってダイニングに行かれてさらにウィスキー水割りされてきました。笑
「こんなの飲まずに聞けないでしょう」と
そこからいつの時期に解体工事着手かいつには完成しているかを打ち合わせしました。するとS様が
「今日の今日で契約と言われて契約出来ないよ。それともう少しプライスダウンして!」と
本当にS様からはたくさん学ばせて頂きました。
晩御飯を用意しているお客様は契約してくれる可能性が高い事。値引きをもう一声言ってくれるお客様も契約して頂ける可能性が高い事。
私が営業として成立出来たのは、私自身の努力だけではなく、私のセンスでもなく、出会ったお客様が私に身をもって教えてくれた事が起因しているのがほぼ90%です。
そうです私はお客様に育てて頂き、お客様に社会人として成立させてもらったのです。
次回へつづく
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