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そうだ!田植え行こう❸

そうだ!田植え行こう!

水田というぐらいですから、稲作に水は切っては切れない関係です。川から水路で水を引くやり方、ため池から水を引っ張ってくるやり方。

川から水路で水を引いてくるやり方だと川に入り込んでいる物質で大きく影響されるそうです。

ため池だとそのため池がミネラルたっぷり含んでいる水ならばその水を引く事で良い米が出来るとの事。

ため池から水を引いてくるやり方はそのため池を使っている周りの田んぼがもし農薬を使っていたら、下流域の田んぼも影響を受けてしまいます。

それがほぼ影響しないのが今回の田んぼとのこと。ある意味奇跡の環境の田んぼと言えます。
館山のその田んぼは海から程よく近く潮風が来て虫を寄せ付けないとのことです。

この田んぼ運営のご夫妻から1日で本当に多くの事を教えてもらいました。このご夫妻はなんか丁寧な生き方をしているなぁ〜。というのが私の印象でした。

奥さんが「百姓という言葉の持つ意味は百の知識 数学、化学、気象、植物の専門家、水質、土木、、、」全てに精通していないと百姓は出来ない。

だから百の姓なんだと。これを調べたら諸説はあります。

百姓を「ヒャクセイ」と読ませて、100人の名前とする。とありました。この姓は職業を指したりするのだとか、それは工業、商業、建築、土木、科学

様々な職業を指すのだと。百姓をするには様々な知識がないと成立しないという事になるでしょうか。

苗床から成立させるにも、水の量、水のミネラル成分の質と量。

温度管理もそうです。科学がスタートしています。そして田植えがスタート。一本一本を植えていくのに、【ウマ】という木枠を使って、

紐を張って30cm間隔で植えていく、測量技術です。そして田植え前の田んぼを作る、畦道を作る。水を貯めるための堤防を作る。

土木知識です。そして田植えが終わると、水を張り水田にする時にはさらに適量の水を図ります。

そして天気を常に気をつけてないといけないです。ある意味天気図を読みながら気象知識の知識も必要です。いよいよ実りの秋。米を売って

現金化。いわゆる米相場です商業です。マーケティングです。でも日本では農作物は輸入すれば済むの考えから米も農作物も低く抑えられています。

そこに農協の仕組みが入り込んで、一定金額以上は稼ぐ事が出来ないのが現実なのではないでしょうか。

百姓の知識を百っこ、身につけて成立させても、その対価が得られない。本当に日本はこのままで良いのか。考えてしまいます。

館山は農地を放棄した遊休耕作地が増えて、そのあとメガソーラーが増えているとか。

確かに帰り道それを知ってから気になり、あちこちで目にしました。

次回へつづく

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