ビジョンビルドとミッションビルド?社会の課題に挑む困難さを知る。同志が集まる過程。ようこそ!一新塾へ 11
ビジョンをどう創りそれをどのように伝えていくのか。簡単なようでこれはとても難しい事なのだと。チーム定例会中でも感じていました。チーム定例会は当初
カラオケボックスで私達は開催していました。一新塾の講義が19:30からスタートのその前の18:00ぐらいに3人が集まり、前回決めた議題に従って定例会を
進めるのです。カラオケボックスは誰に遠慮することなく話が出来るのと、モニターとiPad を繋いでスライドを共有化出来るのでとても便利な場所でした。
フリードリンクもあり、中には食べ物を持ち込みさせてくれる店もあり、とても重宝していました。私のメンバーの方は皆さんとても熱心にいつも欠席なく集ま
って頂き本当に今でも感謝しています。さらに集まるだけではなく、いつも鋭い指摘と忌憚の無い意見をぶつけ続けてきてくれました。そこにいつも
蛸壺に亀裂が入る瞬間がありました。
この蛸壺に亀裂が入る。この瞬間を経験出来るのはやはり1人だけプロジェクトでは味わえない事です。多様性と最近どこの企業も言い始めていますが、本当に
多様性は進んでいるのでしょうか。多様性を育む事で大事にしないといけないのは寛容性だと思います。今の企業と日本社会にどこまでその寛容性があるの
でしょうか。自分も含めて考えたときに。寛容性を育む上で、醸造させていく上で人々の気持ちの中で大切なのは「受け止める」事が出来るかどうかだと考えて
います。「受け止める」この言葉の意味は産業カウンセラー養成講座で何回も出てきました。
「気持ちを受け止める」「感情を受け止める」この受け止めが出来ない限り、寛容性は醸造されて来ないのだと思っています。
では自分はこれまでの人生で受け止めが出来ていた人生なのか?と言う自問自答です。
全く、全く、皆目出来ておりませんでした!!!本当に余裕のない自分でした。
「お前の話しは聞いていないお客様の言葉で話せ!」
「お前がどう考えたか、どう感じたかはどうでもいい結論から言え」
この結論から言え!結論から話せ!
「で?どうだったんだ?」。。。。。お恥ずかしい限りです。
でも人間ですから、気持ちも、感じた事も話したいですよね。でも聞かなかったでした。(お恥ずかしい)聴ける上司だったら良かったでした。自戒を込めて。
これで営業戦線を弾を避けながらやってきたものですから、それはそれは身に染み付いて離れなかったでした。
一新塾で教えられた事に「解決策」から入らないでください。と森嶋代表から何度も言われました。企業でよく行われるQC(クオリティコントロール)の取り組
みは現状分析、現状把握が終わるとほぼほぼ解決策を導き出すやり方が多いです。むしろ現状分析をあまりせずに解決策から導いて、現状分析にその原因を求
めるやり方をする人もいると思います。よく言われる現状分析が甘い!と言うやつです。現状分析が甘いと解決策も薄ペッライものになりがちです。
社会起業の中で大切なのは、ビジョンをいかに立てて、そのビジョンを賛同してくれるメンバーといかに共有化出来るか。さらにビジョンを共に創っていけるか。
そしてさらにそのビジョンに向かってミッションのどこに重きを置いていくか。ビジョンとミッションを見失うとたちまちどこに今立っているのか、どこに
向かおうとしているのか、分からなくなってしまうからです。ビジョンとミッションはプロジェクトの羅針盤の様な役割をしていました。
これも大きな学びでした。会社の中でも企業は当然利益を中心に求めながら顧客満足を満たしてその見返りに適正なフィーを得ると思います。そして次に従業員
満足を満たして、従業員の生活を成立させていく側面があるのだと思います。
でも企業もこのビジョンとミッションが長い年月かけて企業活動をしていると
従業員に浸透しない時がやってきます。そこから起こる組織の腐敗、不正、事件。。。自分達の仕事は誰の何のためにやっているのか?誰の役に立っているの
か。給料の高さ、出世だけを求めて企業の中に存在しているといつか流れが澱んでくるのはこの事だと思います。どんな高邁な理念でスタートした会社も50年
以上も経過してくるとこのビジョンとミッションをそこに居る人達は忘れがちです。
プロジェクトはこのビジョンとミッションをいかに立てるか、そしていかにそこ
に立ち戻る事が大切かを繰り返し教えていただきました。
ではそのビジョンとミッションの立て方です。
次回へつづく
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