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終戦の日に描いた絵は、そういえば白い鳩だった。一切の意図はなかったが、昨年描きかけていた俯く女を塗りつぶした私はそこに、1羽の白い鳩と五つの碧い朝顔を描いていた。

この絵がいつ完成するのかは分からない。

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まいです、ごきげんよう❀

昨年、相方の祖母の家で『サマーウォーズ』の「小磯健二」ポジションを経験してきた私は2度目の小磯健二になる予定だったのですが、天候もあり今年は断念しました。

旅行のために直前まで予定を空けていた3日間が丸ごと空白になったので、久しぶりにキャンバスに絵を描いてみたり、映画を観たりと我ながら優雅に過ごしました。

新しい試みとして服飾への挑戦があります。幼い頃から面倒を見てもらっている近所のおばさんがスカートを手作りしていると聞いたので、母と一緒に習いに行くことにしたのです。

お店に布を買いに行き、理想のスカートを思い浮かべながら生地を選びました。華やかな色から落ち着いたもの、大きな模様からシンプルなデザインまで魅力的な生地の数々がずらりと並んでいる様は胸をときめかせました。

表現活動が趣味の私はその手段として服飾も選択肢に入れていました。作ってみたい衣装をデザインし、実現はそう遠くないと胸を高鳴らせていましたが、いざスカート作りを始めてみると「そう簡単にはいかない」の連続でした。

そういえば小学生の家庭科でのエプロン作りも、パーツが繋がればいいという考えから雑に完成させていた私。とにかく完成系を早く見たいので丁寧さより何より早さを重視していた私。エプロンの縫い目にまざまざと表れる私の性格…。

忘れていましたが私はコツコツ丁寧に作業することが苦手です。あわよくば衣装も作りたいなどという考えは洋裁の難しさを良く知らないからこそ出たのでした。こういう考え、漢文とかで説教されそうだな…。

おばさんが「簡単よ」という作業に悲鳴をあげ、指サックを指輪のようにはめていたら使い方が違うと笑われ、前のめりになりすぎてミシンにおでこをぶつけ…洋裁の道、なんて険しいんだ。

…完成はもうすぐです。あとチャックをつけてウエストをどうにかするだけ、、。完成したら自慢しようと思うので私に会う可能性のある方はご承知おきください。裾はよく見ないでください。とりあえず、すごいねと言っていただけますと幸いです。

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オマケ

千葉を断念したため相方との宿泊行事は今のところ横浜のみとなったわけですが、いざ文字に起こそうとするとさて何を書いたらいいのやら、特別何かをしていないことに気がつきました。

あちこちの移動は疲れてしまうので宿で遊べるようプール付きのホテルにしたのですが、何時でも遊べるのかと思いきや完全Web予約制で一日ひと枠までとのこと。昼と夜と入る予定が夜のみになってしまいました。プールとはいえ遊泳禁止。覚悟はしていましたが周囲は写真を撮るために来たグループばかり、ポーズを決めて順番に撮りあっている彼らの波に完全に乗れない我々は、水中でゆらゆらしている足の指をかわいいとか言いながら撮っているほかありませんでした。本当に絵で描くワカメみたいな形になって見えるんですよ足の指1本1本が。これが意外とかわいくて…って、このくらいにしておきます。波に乗れないことは十分わかりました。

ホームページから受けた印象より狭いこともあって、ゆったりお喋りをする予定は自然と消滅しました。全身で泳ぐでもなく写真で盛り上がるでもない我々は地味に寒くなり他よりひと足早く上がりました。旅の思い出は残念ながら以上です。

8月も後半ですが、大学生はあと1ヶ月近く夏休みがあるようなもの。さあてどう過ごしましょうか。考えているうちに終わってしまわないよう気をつけないとですね。