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【懲らしめのムチ】 隠れてゲームをしていた罪

「これは何かしら...?」

子供部屋を掃除中に母親はとある物を見つけた。

「『○○○○ 完全攻略ガイド』... あの子ったら信じられないわ!! よくもこんな物を...!!」

学習机に無造作に積まれた教科書やノートの間から、流行りのゲームの攻略本が出てきた。

母親はとある宗教の信者だ。その宗教は規律が厳しく、暴力系のアニメやゲームは禁忌されている。この攻略本の内容がこの宗教にとっては過激で暴力的なものだと判断される。

また、その宗教では子どもが親に不従順だったり、反抗的な態度を見せた場合、何かしらの道具を使用して、剥ぎ出しのお尻を叩くことを推奨している。その場合、子どもは自ら志願して身に付けている下着を脱がなければならない。


「ただいまー。」


掃除を終え暫くリビングのソファーでくつろいでいると、何も知らない中学2年生の拓哉が帰宅した。


「拓哉っ! こっちへいらっしゃい!!」


リビングを横切りスタスタと自室に向かおうとする拓哉を怒った口調で呼び止めた。


「うっ、うん...。」


「今日あなたの部屋を掃除をしていたら、こんなモノを見つけました。」


「そっ、、それは... ごめんなさいっ。」


「許しませんよ!! 拓哉、ムチを持ってらっしゃい!」


「あぁ、はいっ...」


拓哉は例の攻略本を突きつけられ、言い逃れができずに動揺して落ち着かない様子だった。

母親の指示通りに懲らしめを受けるため、専用のムチを取りに行かされた。ムチは拓哉の部屋の壁に吊るしてあり、嫌でも目につくようにしてある。これには子どもが悪い行いをするのを抑止する効果があるという。

拓哉は手にしたムチを母親に差し出した。

ムチの種類はU字に折り曲げ、持ち手を黒のビニールテープでぐるぐる巻きにした、40センチほどのお手製ガスホースだ。U字の部分が輪っかになっており、壁のフックに吊り下げられる。


「お尻を出しなさい!!」


拓哉は数秒躊躇した後、観念した様子でソファーに腕を組んで腰掛ける母親に背を向けてベルトを緩め、制服のズボンとパンツを足首まで下ろした。素直に素早くお尻を出さないと、ペナルティとしてムチの回数が増えるからである。

思春期真っ只中の中学2年生にとって、成長過程の性器を母親に見られる事は恥ずかしい事この上ない。その為、極力前を見られないように、お尻を出す際には細心の注意を払っている。

拓哉は顔を紅潮させながらそのままヒヤッとして硬いフローリングに両手両膝を付いて四つん這いの姿勢を取った。これが拓哉が懲らしめのムチを受ける姿勢である。


「...僕に懲らしめのムチをお願いします」


四つん這いという、非常に屈辱的な姿勢をとらされ、顔を後ろでソファーに腰掛けている母親の方に向けて懲らしめを志願した。

母親は立ち上がり、拓哉の左側に移動すると、白い制服のワイシャツを背中の中央付近まで払い除けた。

右手でしっかりとムチを握り、ペシペシと軽く拓也の白いお尻を叩き狙いをつける。


「この本はどうしたの!?」「パァァァーン!」

「ひぃっ、、痛いっ... 、、、...くんから借りました」


「聞こえない!!」「パァーン!」

「痛い、痛いッ...! ごめんなさいっ、、、」



「誰から借りたの!?!」「パァァーン!!」

「うあぁっ...! 、、小林君、から...」


「このゲームはやったの!?」「パァーン!」

「いっ痛いッ...! 一回、だけ、、」


「何処で隠れてやったの!?」「パァーン!!」

「ぅぅっ... 小林君ん家、、、 」


「小林君のお母様に確認するわよ!?」「パァァーン!」

「痛いっ...! ごめんなさい、、、」


「あなたは先週の集会で何を学んだの!?!」「パァァーン!!」

「ひぁっ...!、、ごめんなさい、、、もうしません... 」


「この世の物に触れたら」「パァーン!」

「うぅっ、、」


「どれだけ危険か」「パァァーン!!」

「うぁっ...! 」


「どうして分からないの!?」「パァァァーン!」

「ひぃぃっ... 痛い、痛いッ...! ごめんなさい、、、もう 許して、、」


「その上、証言も怠って!!」「パァァーン!!」

「いやぁっ...! 、、ごめんなさい...」


「私達の義務でしょうが!」「パァァーン!」

「痛い、痛いッ...! ごめんなさいっ、、、...しますから」


お説経と同時に全力で振り下ろされるムチにより拓哉は大粒の涙を流し、母親の尋問に答える。白かったお尻はみるみる内に赤く染まっていき、特によくしなるガスホースの先端の当たる部分は蚯蚓腫れが交差し血が滲んでいる惨状である。

その後も拓哉はお尻を厳しく打たれながら謝罪するも許してもらえず、無慈悲に振り下ろされるガスホースのムチを受け続け、その回数は合計20回となった。

翌日母親は小林君の家に電話をかけ、彼の母親から真相を聞き出した。

拓哉が中学生になり、小林君の家で隠れて禁止されたゲームをしていた回数は数え切れないほどだった。

帰宅後、拓哉は嘘をついた罰で更に20打のムチ打ちを受けた。前日のお尻の傷が癒えぬままの懲らしめのムチの威力は筆舌に尽くしがたい痛みを伴った。

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