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アウトレットモールは、なぜ郊外にばかりあるのか?

皆さんは、アウトレットモールを利用していますか?
僕が最後に利用したのは、もう5ー6年前になるかもしれません。

アウトレットモールは都心部から離れている店舗が多いため、車やバイクを使ったり、時には電車で遠出➕バス移動をする必要が出てきます。
なので、「ちょっと行ってみようか」という場所ではありません。
どちらかと言うと観光地に近いカテゴリーになっていて、
よし!行こう!とならない限りはなかなか足を運ばないのではないでしょうか。

あるいは何か別の場所に行く予定があって、その経由地として寄るという使い方もよく聞きます。

問い

では、なぜアウトレットモールは郊外にばかりあるのでしょうか?

回答例

ブランドの値下がりを加速させないため。

アウトレットモールは広大な土地が必要なため、土地の価格の問題で郊外にならざるを得ないと考える方もいらっしゃると思います。

確かに郊外では、店舗運営費用が安いというメリットがあります。

しかし、もっと大きい理由は、ブランドの値崩れを防ぐために、正規店と競合しない郊外への展開でなければ安売りができず、そもそものビジネスモデルが成り立たないということです。

都心部のデパートで便利に買える正規店と、郊外のアウトレットモールで不便だけど安くで買えるという構図をつくることで差別化でき、顧客のニーズに合わせた集客や販売が可能になります。

都心部のデパートには、

お金持ちでふらっと寄って欲しい物を買う層
ブランドに興味があるがあくまでウインドウショッピングに留まる層
買う気はないけれどブランドの看板や製品は普段から無意識的に視界に入っている層

などに分かれると思います。
なので、都心部のデパートは、主に大衆への宣伝が大きな役割になっているのではないでしょうか。

一方で郊外のアウトレットモールでは、ある程度目的意識が高い顧客の集客が見込めます。

以前からほしいブランドと商品は調べていて購入をしにきている層
何かブランド物を買いたいが、お得な価格帯のものがあれば買おうと思っている層

など購入意識が高い顧客の集客が見込めるのではないでしょうか。
わざわざ遠くまで足を運ぶので何も買わずに帰るのは、損をしているように感じる心理もあるのではないでしょうか。
販売のチャンスです。

少し細部に話が入ってしまいましたが、アウトレットモールが郊外にばかりあるのは、都心店と競合しないように差別化をするためと考えています。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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