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ナディア・ローズがラップするスカイ・スポーツのキャンペーン・ソング :: WSL Watch #006

サッカー自体には直接関係してるわけじゃないけど、イギリスでWSLを中継してるスカイ・スポーツ(Sky Sports)が今シーズンのWSL開幕のタイミングで公開したキャンペーン映像がなかなかインパクトが強かったんで備忘も兼ねて記事にしておこうかな、と。こういう周辺情報は今後も取り上げていこうと思ってるし、日本ではサッカー系メディアでも音楽系メディアでも取り上げられてないっぽいんで。

その映像はこちら。「音楽系メディアでも」って書いたのは、使われてる曲がメチャメチャ有名な曲で、しかも使い方もカッコイイから。

この映像で使われてる曲でラップしてるのはイギリス人のラッパーのナディア・ローズ(Nadia Rose)で、ゲストとしてラッパーのステフロン・ドン(Stefflon Don)とヤンゲン(Yungen)とバグジー・マローン(Bugzy Malone)に加えて、アーセナルのベス・ミード(Beth Mead)とジェニファー・ビーティ(Jennifer Beattie)、マンチェスター・ユナイテッドのリア・ガルトン(Leah Galton)、マンチェスター・シティのデミ・ストークス(Demi Stokes)、リヴァプールのミッシー・ボー・カーンズ(Missy Bo Kearns)といった選手たち、さらに現地で著名なインフルエンサーなんかも参加してて、なかなか豪華なキャスティングになってる。

知ってる人は一聴でわかると思うけど、ベースになってるのはイギリス人のラッパーのストームジー(Stormzy)の2015年の大ヒット曲の"Shut Up"。詳しく書くと長くなるからやめとくけど、端的に言って、グライムっていうイギリス独自のジャンル / スタイルとかイギリス産のラップとかってレベルで考えても2010年代のイギリスの音楽シーンを代表する曲で、もともとは曲としてリリースされたんじゃなくフリースタイルのビデオがYouTubeで公開されたモノだったんだけど、確認してみたらその動画の再生回数は1億回を軽々と超えてるようなメガ・ヒットだったりする。

今回のヴァージョンは"Shut Up"のリミックスの"Keep Up"ってクレジットになってるみたいで、もちろんリリックは今回のWSLのキャンペーンに合わせて書き直されてる。実はナディア・ローズはストームジーの従姉妹なんで、選曲自体にコンテクストがある点も含めてすごくクールだし、いろんな意味ですごくイギリスっぽくていいな、と。

ちなみに、WSLオフィシャルのプロモーション映像もあったりして。コレはコレで嫌いじゃないけど。

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