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アーセナルがミードとミデマーの復帰までを追ったドキュメンタリーを公開 :: WSL Watch #025

アーセナルのベス・ミード(Beth Mead)とフィフィアネ・ミデマー(Vivianne Miedema)がケガからの復帰するまでの約1年を追った全5エピソードのドキュメンタリー、"STEP BY STEP"の公開が開始された。現段階ではまだ全エピソードが公開されてるわけじゃないんだけど、基本的にはアーセナルの公式サイトで順次公開されるみたいで、アーセナルのYouTubeアカウントでも観れるっぽい。

ベス・ミードは去年の11月に、フィフィアネ・ミデマーは去年の12月に前十字靭帯断裂っていう大きなケガを負ってて、長いリハビリ期間を経て先月ようやく戦列に復帰したんだけど、その約1年間を追ったドキュメンタリーってことらしい。それぞれイングランド代表とオランダ代表の主力としての活躍が期待されてたFIFAウィメンズ・ワールドカップ出場を果たせなかったんだけど、その期間も含まれてる感じになってるのかな? まだ観れてないんで内容には言及できないけど、ウィンター・ブレイクの間には観とくつもり。

最近ではレアル・マドリーのメンズ・チームで同じシーズン中にティボ・クルトワ(Thibaut Courtois)とエデル・ミリトン(Éder Militão)とダヴィド・アラバ(David Alaba)の3人が長期離脱になったり、もうちょっと前だと横浜F・マリノスの宮市亮の復帰までを今回の"STEP BY STEP"と似たような形式で追ったドキュメンタリー映像(前編後編)が話題になったりしたけど、英語圏で'ACL(anterior cruciate ligament)'って呼ばれてる前十字靭帯の負傷は男女を問わず頻発しちゃってる。しかも、男女を比べると女性選手のほうが多いらしくて、'women's football ACL'でググってみると上位に表示されるのは、例えば『スカイ・スポーツ』の"Future of Football: Why ACL injuries have been on rise in women's game"って記事だったり、『メディカル・デヴァイス・ネットワーク』の"Why does women’s football have so many ACL injuries?"って記事だったり。当然、サッカーって競技と前十字靭帯の負傷の関係性と並行して、男女差に関して、つまり、女性選手に多い理由に特化した研究を並行して行う必要性が最近特に活発に論じられてて、例えば、身体的な構造の違いとか生理の影響みたいな部分から、トレーニングのメニューだったり環境だったり、そもそもスパイクが女性用に開発されてるのかだったり。12月6日にUEFAが本格的な調査のための専門委員会を設立することが発表されたことなんかも含めて、今後の動きが要注目なのは間違いなさそうかな。

日本語でも、ちょっとググってみると以下のような記事は見つかるんでそれなりには認識されてるみたいだけど、ヨーロッパほど活発ではない感じなのかな? あと、サッカーに限らず女性アスリート全般って切り口の記事も多いっぽい印象もあったりする。もちろん、横断的な知見も大事だから、それはそれですごく大事だと思うけど。

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