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苦手なことやキツイことを頑張りすぎることは本人だけでなく、周囲に迷惑をかけることなる!

努力すれば必ず良い結果になるわけでないというのがありますが、これは本人だけでなく、周囲にも良い結果にならないと思っています。

さて、何故僕がこういう思いに至ったのかは、あるネットの記事を見たからです。それは飲食店での話で、二人の女性の新人がいたのですが、一人は、休みが取れないのを理由に職場に見切りをつけて転職をしました。

もう一人は頑張り屋さんで、無理して仕事を続けていました。しかし、ある日、無理がたたり、仕事中に倒れてしまい、そのまま退職してしまいました。

この二人を見て、同じ退職をした二人でも、倒れるまで無理した女性を称賛するのでしょうか?以前の僕も頑張り続けた人のほうを評価していたし、そうしたほうが認められると思っていましたが、実際には無理して頑張り続けることが本人にも周囲にもマイナスに働く現実でした。その理由がこちらです!

支える人の負担!

仕事を頑張っていた女性ですが、休みない仕事に不平不満があったみたいです。メンターになっていた先輩が彼女の愚痴を否定もせずに聞いてあげていたみたいです。残念ながら努力のかいもなく退職になりました。辞めさせないために奮闘していた先輩が報われないと思いました。

現場を混乱させてしまう!

仕事中に倒れてしまったので、かなり職場が混乱したと思われます。もしかしたら、食事の提供に影響したかもしれませんので、他のスタッフだけでなく、お客様にも迷惑がかかったかもしれません。

職場のイメージダウン!

こういう事態が発覚すると、「やっぱり外食産業はブラックだよね」とか、「あの飲食店は従業員を倒れるまで働かせた!」と悪い噂が広まります。そうすると、求職者も来なくなり、お客さんも来なくなるかもしれません。

この行動は介護職時代の自分に重なります。「頑張れば報われる!」「頑張れば、評価される!」その一心で働き続けました。その結果、無理をして、パニックや鬱を引き起こし、かえって職場に迷惑をかけてしまいました。

無理だったら、辞める決断をした女性のほうが職場にとっては正しい選択だったということになります。精神的にも肉体的にも限界なのに、頑張って職場の貢献しようとすると、周囲は支えようとするので、負担になってしまうのです。

やり抜く力も必要だけど、あきらめも肝心!

最近、グリッド(やり抜く力)の必要性の本も出ていて、最後まで諦めないことがいいと思いますが、無理なようなら、早めに見切りをつけるというこも必要です。

職場で、採用されて、2,3日で来なくなったり、たった初日来ただけで、辞める人がいます。昔はずいぶんと堪え性がない人がいると思っていました。

しかし、「この職場は無理!」と早急に判断して辞めたほうが、本人だけでなく、周囲もダメージが少なく済みます。一か月もいて、いきなり辞められたりすると、シフトの職場だと人員の修正に困難をきたし、周囲に迷惑をかけます。やはり早めに見切ることは必要だと思います。

最近になって、頑張れば、職場に貢献できると思っていましたが、貢献どころか、迷惑になっていたことに気づきました。頑張ることは自分の自己満足になる場合もあると思ったほうがいいかもしれません。






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