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【2024夏の甲子園】<京都国際高校ヘイト問題>と<朝日とNHKの罪>

朝日新聞社はなぜヘイトに抗議しないのだろうか

大手新聞社は昔からスポーツを拡販に利用してきた。

朝日新聞社は夏の甲子園、毎日新聞社は春の選抜甲子園、読売新聞社は(日本テレビとともに)正月の大学駅伝と、それらアマ・スポーツをメガ報道することによって、拡張販売のツールに、そして、読売にいたっては、プロ野球・読売巨人軍の試合をプラチナ・チケットにして新聞専売所の拡販材料にし、結果として莫大な利益をあげてきた。

ところが、朝日新聞社は、2024年夏の優勝校<京都国際高校の校歌>に対するヘイトに対して、なんの抗議声明も出していない。(2024/09/01現在)

<社説>はおろか、<天声人語>でも、まったく触れていない。
どこがジャーナリズムなのか。

朝日新聞社は、差別や人権侵害には敏感な顔を見せるくせに、こと高校野球に限っては、(スポーツ記者は事件性を把握しているはずなのに)高野連が不祥事と認めるまでは、いっさい報道せずに沈黙してきた。

それに、どうしても解せないのだが、(高校野球のカメラマンから直接聞いた)有名な高校野球監督のカネまみれの実態とか、朝日の高校野球担当記者が強豪校の野球部員から大会開催中にセクハラを受けたとツイッター(現X)で告発したにもかかわらず、朝日は自社の不利益になることにはフタをしてきた。

それはまるで、宝塚歌劇団が内部のいじめ・パワハラ傷害事件にフタをしつつ、<清く正しく美しく>という虚飾で覆ってきたのと、甲子園の主催団体(高野連と共催)であるはずの朝日新聞社の高校野球報道もなんら変わりはない。
 
今回の<京都国際高校の校歌ヘイト>でも、<朝鮮人慰安婦問題の誤報>で叩かれて以来、韓国(朝鮮半島全体)との歴史問題について、朝日新聞社はすっかり腰が引けてしまったかのようだ。

NHK中継放送の3つのウソ

また、視聴料を税金のように取り立てるNHKだって、バッシングにあっている<京都国際高校校歌>の放送にあたって、3つもウソをついている。

NHKのウソ(1)

まず、アナウンサーが毎度、<校歌>について<韓国語を翻訳>と説明するのだが、これは明らかに間違いであり、テロップに<韓国語>と表示するのは大間違いである。

<韓国語>ではなく、朝鮮半島の人々にとっては<北朝鮮語>でもあるのだから、<ハングル>と正しくは言うべきであり、<ハングル語>というのも、<ハングル>が本来<朝鮮の言葉>という意味なのだから、<ハングル語><語>は不要なのだ。

▲このNHK「テレビでハングル講座」テキストは受講していたときの2020年のものだが、ホレこの通り、「朝鮮語」とも「韓国語」ともすでに呼んでいない。優秀だった同級生は東京外語大に進んだが、いまだに外大では専攻言語を「ハングル」とは呼ばず、「朝鮮語」としているけれど、それでもNHK高校野球中継よりは正しい。

これらについては、<NHKの語学講座>が、<朝鮮語講座><韓国語講座>ではなく(上掲写真のように)<ハングル講座>とかなり前から改めているのだから、高校野球中継で、実況アナウンサーが<韓国語>と言うのも、テロップでそう表すのも、明らかに間違いであり、NHK局内の作為的としか思えない不統一である。

もう一つ、<京都国際高校校歌>を中継で流す際、NHKは<高校側の翻訳による>と下記のようにわざわざ断わりを入れている。

<日本語訳は学校から提出されたものです>

このテロップもウソである。

なぜなら、京都国際高校の関係者は「日本語訳はNHKに提出していない」(オンライン記事より)と証言しているし、仮に高校サイドが提出したものだとしたら、日本語への翻訳を間違えるはずがない。

NHKのウソ(2)

まず、校歌の中の<東の海>という訳詞だが、これはオリジナルでは、<東海(トンヘ)>という日本からすれば<日本海>を指す韓国固有の呼称であり、<東の海>などという一般的な言い方ではないのだ。

わたしも試しにハングルの原語をスマホの翻訳アプリに照らしたところ、「東海」と出てきた。

これで、確信した。

<東の海>というNHK訳は明らかに間違いであり、<東海(トンヘ)>という韓国固有の呼称がオリジナルであるということに。

しかし、この(作為的な)誤りに気づき、その点を攻撃しているヘイト連中の執念というのも恐ろしく感じられた。

NHKのウソ(3)

NHKの3つ目のウソは、歌詞の<韓日の学び舎>という訳である。

ここでもスマホの翻訳アプリを活用したら、NHKによって<韓日の学び舎>と画面に掲載されたハングルの原語は、<韓国の塾>と訳された。

<学び舎>か<塾>かには、さほどの差はなく、問題は、<韓日><韓国>かの違いである。

たしかに、ヘイト連中が攻撃するように、この<京都国際高校の校歌>は、前身である「在日朝鮮人向けの民族学校」(Wikipedia)の<魂>を引き継いできたように、韓国ナショナリズムが色濃く反映されている歌詞だ。

▲京都国際高校は<在日韓国人向けの民族学校として開校>したが、生徒数の減少により、20年ほど前に日本人生徒との共学に踏みきった。

そのためか、<京都国際高校野球部>の監督にも部員にも、なぜ校歌がいまだに<ハングル>なのか、戸惑っているフシも見受けられた。

だからといって、嫌韓ヘイトの皆さんは、その校歌がハングルだからといって、いったい何が気に食わないのですか?

あなたがたが愛国心を大切にするように、韓国にルーツをもつ人たちは、休戦状態にある北朝鮮と緊張しながら対峙してきて、<祖国>を危険にさらされないよう、平和と安全を願いつつ、「大和の地」「我らのふるさと」と思い定め、差別やいじめにあいながらもコリア社会をつくりあげ、連帯して生きているのではないですか?

最後に、もういちど言っておきたいと思います。

<京都国際高校>は、文科省の学習指導要領に沿った教育をする認可学校です。

<京都国際高校>は、全校生徒138人の小さな学校だが、野球部員は半数近い61人。グラウンドも狭いので野球部がほぼ独占している状態だが、全国有数の強豪校となったため、入学志望者が増えているという。

<自民・立憲・維新にひそむ極右><日本会議><旧統一教会>こそ、アメリカや北朝鮮を利す党派・団体であり、日本国の自主独立を放棄した<売国奴>、真の意味での<反日的>なのではありませんか?

どうせ聞く耳はもたないでしょうから、言うだけむなしいのですが、今回だけは言わずにはおれませんでした。

攻撃目標をあら探しするのは、もういい加減、やめなはれ!

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