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#16 根岸 里歩の花が咲くまでの道(関東第8代表 日本大学 4年)

①カコ

私のこれまでのサッカー人生を振り返ると、楽しかった事や悔しかった事、様々な経験が思い出せます。

兄の影響でサッカーを始め、少年団で男の子とプレーしていました。
少年団では、珍しく同期に私を含め3人の女の子がいて、
女の子が多いからと対戦相手に馬鹿にされることもありましたが、
指導者やチームの仲間に恵まれていたこともあり、純粋にサッカーを楽しんでいました。

中学生では浦和レッズレディースの下部組織に所属し、上には上がいるということを知りました。
小学生のときにスタメンで出られたり、トレセンに選ばれたりしていたこともあり、
中学生でも試合に出られるだろうと考えていました。

しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。
ほとんど試合に出ることもできず、少年団がドリブルチームだったためパスサッカーでのサポートの位置も知らず、怒られたこともありました。

そんな悔しい中学生時代を過ごし、高校生では花咲徳栄高校でプレーしました。
高校では、サッカーだけでなく挨拶や礼儀など人として大切なことを学ぶことができ
さらに高校3年生の時にキャプテンを経験させていただいたことで人間的に成長することができました。

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②スイッチ

私のサッカー人生におけるターニングポイントは日本大学女子サッカー部に入り、
最高の仲間に出会えたことです。

先述したように、小学生ではサッカーを楽しむことができていましたが、
中学生では周りに迷惑をかけることを恐れてプレーしていたり、
高校生ではミスを恐れてチャレンジできずにプレーしていたり、
サッカーを「楽しむ」ということを忘れていました。

しかし、日本大学女子サッカー部に入り、
誰もが楽しんでサッカーをしていると感じられたことで、
サッカーで1番大切なのは「楽しむこと」であると改めて気付かされ、
何かを恐れてサッカーをしていた自分が情けなくなりました。

美久さん(日本大学前監督)が「プレーの正解は1つではない」とおっしゃっていましたが、
数ある選択肢の中から自分でプレーを選択していくことが楽しいし、
選択したプレーで、もしミスが起きたとしてもそのミスを生かして次に繋げていくことが楽しいということも知ることができました。

もし、もう一度人生をやり直すことができるとしても
必ず日本大学でサッカーをすることを選ぶ
というぐらい日本大学女子サッカー部での出会いに感謝しています。

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③ミライ

私のインカレでの目標は、
最高の仲間と思いっきりサッカーを楽しんで、日本一を獲ること」です。

2015年にグラウンドもない状態で始まった日本大学女子サッカー部は、
先輩方の努力のおかげで3部リーグから2部リーグ、そして昨年、2部リーグから1部リーグへと昇格することができ、今年から初めて1部リーグで闘うことができました

このように、先輩方が用意してくださった舞台でインカレ出場を決めることができ、
次は私たちが新たに歴史を築いていく番だと思います。

今年から1部に上がったチームが日本一だなんて…と思う方もいるかもしれませんが、
目指せるチャンスがあるのに目指さないのは勿体無いし、
大きな目標をチーム全員で目指すことは最高に楽しいことだと思います。

今まで支えてきてくださった家族や、
指導してきてくださった指導者の方々、
応援でとても大きな力になってくださっている日大family(日大関係者)のみなさんへの
感謝の気持ちを忘れず、結果で恩返しができるように精一杯闘います


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