投資日記⑥スシローの決算資料分析
スシローの株を購入したので
決算資料に目を通した。
その感想を。
素人なので
自分の感覚でしか
ないですが。
■過去6年間の損益計算書の数値推移
過去6年間の
決算資料を見て
エクセルでまとめてみた。
転記ミスなどあるかもしれないので
興味のある方は
直接、Food &Lifeカンパニーの決算を
ご覧ください。
■売上
売上は
順調に成長している。
・21年9月期▶︎2408億円
・16年9月期▶︎1477億円
21年は16年比で163%。
他の寿司チェーンと比べてないので
この数値が
どの程度すごいのか?
イマイチわからないが
過去と比較すると、伸びている。
■営業利益
営業利益も順調に伸びている。
・21年9月期▶︎229億円
・16年9月期▶︎75億円
ただ、この21年9月の
229億円の営業利益は
水増しされているようだ。
21年9月期の
決算説明資料によると
時短協力金で+110億円
有利買付で+40億円。
この有利買付というのが
よくわからない。
おそらく
コロナにより外食需要が減少し
それにともなって
魚の需要も減って、
その分
安く仕入れができた
ということだと思う。
原価率を見てみても
・21年9月期▶︎45.9%
・20年9月期▶︎47.4%
・19年9月期▶︎48.1%
・18年9月期▶︎48.1%
となっており
21年9月期の原価率は
それまでに比べて
低くなっている。
スシローは
時短協力金に関して
一時的な利益増加要因ではなく
営業できなかった時間の
逸失利益として
考えているようだ。
しかし
「営業してたら
時短協力金の分の利益が出せたか?」
というと
それは厳しいと思う。
まず
営業利益率が
・21年9月期▶︎9.5%
・20年9月期▶︎5.9%
・19年9月期▶︎7.3%
・18年9月期▶︎6.7%
・17年9月期▶︎5.9%
となっていて
21年9月期は
それまでと比べて
あきらかに上昇している。
また
20年9月期の
期末店舗数は624店舗
営業利益が121億円なので
1店舗あたりの
1年間の利益は1939万円
1日にすると
約5万円程度。
時短協力金は
1日6万円だったので
夜の営業をしてても
これだけの利益は稼げないだろう。
「時短協力金を
一時的な利益増加要因としない」のは
ちょっと無理筋だと思う。
■過去6年間のバランスシート・資金の数値推移
正直
コレを見ても
財務が健全なのかが
よくわからない。
よく
「キャッシュ イズ キング」というので
期末の現金に着目すると
期末の現金は
・21年9月期▶︎294億円
・16年9月期▶︎81億円
となっており
現金は減っていない。
たぶん
財務のヤバい企業なら
現金が
どんどん少なくなるはずなので
スシローは
ヤバい状況ではないと思う。
自己資本比率は
・21年9月期▶︎21.5%
・20年9月期▶︎21.5%
・19年9月期▶︎34.7%
・18年9月期▶︎30.9%
・17年9月期▶︎25.3%
・16年9月期▶︎20.3%
となっており
直近2年で
自己資本比率が落ちている。
この自己資本比率が
外食産業として適正なのか?は
よくわからないので
今度、比較してみようと思う。
自己資本比率が低下した要因も
よくわからない。
この日経の記事によると
自己資本比率は
3割が健全の目安のようなので
スシローの自己資本比率は
ちょっと低め。
この「3割が健全の目安」というのが
外食産業を指しているのか
製造業も含めた企業を指すのかは
ちょっとわからない。
バランスシート
キャッシュフロー計算書の
具体的な分析ができないことが
私の課題。
今後
改善していきたい。
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