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こーすけの島日記 <7/6>

島の人たちが大好きになった日

毎日更新すると豪語してから、2日も空けてしまった。
なかなか継続って難しい(笑)
寝る前に書こうとするから難しいのかもしれない。
朝書くように変えようかな。

こんな感じで、柔軟に変えながら続けていきたい。

今日は島に来てから初めての週末。
昨日は日の出集合日の入解散で、一日中自転車をこぎまくっていたから
午前中は布団から出られなかった。

この季節でも、窓を開けて網戸にしていると気持ちいい風が
部屋に入ってきてよく眠れる。

布団を出たのは正午過ぎだったので、
ブランチをほおばってから隠岐神社を訪れた。

島に来て初めての神社。不思議と神聖な感覚になる。
神社を参拝して、隣にある資料の展示を見ていた。

後鳥羽上皇が承久の乱に敗れ、この島へ流され、
それと同時に後鳥羽上皇が楽しまれていた日本刀や牛突きの文化も
今もこうして継承されている。
和歌も楽しまれていたことも学べた。

「後鳥羽上皇ご配流300周年」と聞いても、遠い昔過ぎて
イメージすることは簡単ではないが、
「ごとばんさん」として今も島のなかで親しまれており、
自分自身もその一人として、もっと知りたい学びたいと感じた。

遠い歴史に思いを馳せた後は、
離島キッチンで行われていたけん玉のイベントへ。

とにかくけん玉がすごい3人の方々が大勢の前で、
パフォーマンスを披露してくださったり、
ミニゲームやけん玉検定が開催された。

パフォーマーであり、エンターテイナーであり、先生。
パフォーマンスを見ていて、単純にすごいというのもあったが、
印象に残ったのは、技が決まった後の彼ら彼女らの表情。

ドヤ顔ではなく、「決まったーーー!」と言わんばかりの、
まさかの自分でも技が成功したことにびっくりしている表情。
周りを楽しませるだけでなく、披露する側も一緒になって楽しんでいる、
そんな姿がすごく素敵に見えて、同じようになりたいと思った。

これは余談だが、一番好きなお笑いコンビが千鳥の2人。
ネタもそうだし、バラエティー番組を見ていても、
ノブと大悟が一番楽しんでいて、キラキラしている感じ。
この感じが自分にとってたまらなく好きだ。

隠岐の島から来ていたスーパー中学生にけん玉を教えてもらった。
彼はたった1年半の練習で、とんでもなくすごい技を連発していた。

「日本一周」の技のコツが知りたく話しかけると、
すごく丁寧に長時間教えてくれた。

「飛行機」「野球」「空中ブランコ」「日本一周」
今まで一度も成功したことのなかった技が決まるようになり、
自信をもって挑んだけん玉検定。

まさかのプレッシャーに完全にやられてしまい、
3級の、「もしかめ5回」であえなく断念(笑)
1級を目指して挑んだが、3級達成ならず。

中学生の彼は、検定の時も「落ち着いて!」「大丈夫!」と
横でエールを送ってくれた。
けん玉をこんなに楽しめたのは、いうまでもなく彼のおかげだ。

このイベントでは、前でパフォーマンスをされていた3人の方々だけでなく
地元の高校生や中学生、たくさんの先生がいた。

学生時代の塾でのアルバイトでは、
自分が先生として勉強を教える立場にあったが、
年齢や立場関係なく、誰もが先生として何かを教えあえる環境。
すごく素敵だと思ったし、一人ひとりが輝ける環境って素敵だと思った。

このイベントの締めは、隠岐神社の境内にて餅祭り。
落ちた餅を近くの人が一つ譲ってくれた。
餅祭りの最後にみんなで集合写真。
島の文化に混ぜてもらった瞬間だった。ありがとう。

ホテルにて、3周年記念のマルシェ。
地コーラと本気米の甘酒、手作りのブレスレットをget!
地元の子どもたちや学校の先生、島留学生の方々、
たくさんの方々が出店をされていて、存分に楽しんだ!

家庭科の先生と理科の先生が作った地コーラ、
優しい味で美味しかったし、
家庭科×理科が最強コンビで面白かった(笑)

「過去と未来に行けるならどっちへ行きたいですか?」
と問いの書かれたラベルが地コーラに貼られていた。

3秒ほど悩んだが、自分の答えは「過去」
ジュラシックパークが大好きなので、
恐竜の世界を見たい!という純粋な気持ちと、

「過去」は変えられない事実であり、教訓にもなる歴史であるが
「未来」は自分たちで作っていく世界。
自分ではどうしようもないことがほとんどではあるが、
自分なりにどんな「未来」にしたいかは、常に考えていきたい。

話は変わるが、島に来てから個人的にニュースなのが、
小中学校が同じだった同級生に、初日にたまたま遭遇したこと。

島留学や島体験の制度を通じて来島する人たちは多いが、
彼女は転職という形でこの島に来たらしい。

熱い思いを持ってこの島に来た彼女と、近くの飲食店で食事をした。
「今はだれと仲良くしてる?」「あいつ元気?」
小中学時代の思い出話に花を咲かせながら、
お互いがなぜこの島へ来たのか?という話に移っていった。

「天職である仕事は見つけられたから、それを極めるためにここへ来た」
と具体的な目的をもって島へ来た彼女と、
「観光客以外の立場で島暮らしを経験し、
 島の外からの見え方と中からの見え方を知りたい、考えたい。」
「新しい家族をもつ前に、もう一度自分の人生と向き合いたい。」
と抽象的な目的で来島した自分。

それぞれの背景や未来は違っても、
共感できる話もたくさんあったし、お互いが紹介したい場所、人があって
すごく有意義な時間だった。

店主の方ともお話させていただき、その後はスナックで。
島の方の憩いの場でゆっくり過ごした。

中途半端で、何も考えていない。
かつては自分自身をそんな風に感じることもあったが、
今はそうじゃない。

自分なりにこれまでの自分がどんな人間であったかを整理し、
これからどんな人間でありたいか、どんな人生を送りたいか、
日々自分のなかでイメージを膨らませている。

先月まで住んでいたシェアハウスでは、
自分の意見や考えを言語化して人に伝えるのが上手い人がたくさんいて、
少しずつ自分も言語化して人に伝えられるようになってきた。

島に来る前に思っていたこと、島に来てから考えたこと、
店主の方に自分の言葉で伝えた。

「面白いね」「まだ25歳でそんな風に考えているなんて大人だね」
そう言ってもらえたのが、自分の成長を自分自身で認められた気がして
すごく嬉しかった。

毎日継続すべき日記のわりには、長文すぎる気がする(笑)
書き始めると楽しくなって、ついつい書いてしまうし、
本当に疲れているときは書く気が起こらない。

人間ってそんな生き物だとは思うが、
ボリュームを少なくして毎日継続することを大切にするか、
毎日でなくても書きたいときに書きたいだけ書くか、
そんなところも柔軟にやっていけたらと思う。

義務感でやっても意味がないと思うから。

そんな感じでゆるく続けていけたらと思う。
自分の人生観や想い的なところも、少しずつ文字にしていけたらと思う。



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