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こーすけの島日記 <7/3>

初めての景色や学びの多かった日


島に来てから3日目。今日からnoteスタート!日記風に毎日更新目指す。

ついに晴れの日が来た。

e-BIKEに乗ったのも今日が初めて。
公民館までたった10分間しかないのに、山、海のWで絶景を楽しめた。
港の周りには、住宅や飲食店が多くて中心だなと感じた。

研修2日目のテーマは、島の文化を知る&お互いを知る。
地元の方々と、ゆっくりお話しできたのも今日が初めて。

キンニャモンニャ保存会の方々、JICAのグローカルプログラムの方々。
島に50年以上住んでいる方の横には、
GWに来島して2週間後には海外の配属地へ出発予定の方。

この島には多様な経緯や背景を持った人たちが
交わりあっていることを、改めて感じた。

三味線の歴史の話。
中国から沖縄の三線を通じて海士にも伝わったという。

キンニャモンニャ踊りは、海士発祥の民謡として親しまれているが、
北前船が物資、人だけでなく、地域の文化を持ち込んだことが由来という。

昨日はどちらかというと、自然の神秘的な歴史を学んだが、
文化の側面においても歴史のロマンを感じた。

キンニャモンニャ踊りを練習。
意外と覚えたら簡単で、だれでも楽しく踊れそう。
8/31のキンニャモンニャ祭りでは、パレードのように列になって
1時間ぶっ通しで踊るという。
なんて素敵なんだ、楽しみ。

キンニャモンニャ踊りで、両手にしゃもじを持つのは、
娯楽の少なかった当初、宴会で周りにある身近な道具を使って
人々が踊りを楽しんだのが由来だそうだ。

JICAの青年海外協力隊に参加する方で、
三線を2年ほど練習している方の話をお伺いした。

やっぱり楽器ができると、地域では人気者になれるそうだ。
一芸ができると、はじめましての人や集団で仲良くなれるだけでなく、
宴会に呼ばれたり、次につながるツールにもなると感じた。

祭りや民謡、地域では担い手が減っているのが現状だそう。
日本が好きな海外の人と話してよく感じる、日本の文化全然知らないな。
地域単位でも同じことがいえると思うし、純粋に楽しそう。
開発センターで月2回、民謡教室があるみたいなので参加しようと思う。

JICAの方のお話でもう一つ印象に残ったこと。
地域の課題をどう見つけて、解決していくか。

例えば知夫村には、魚を売っている店がない。
こんなに海の幸に恵まれた環境なのに、魚が市場で売られていない。

その課題に対して、漁師側、住民側、役場側、いろんなサイドの話を聞く。
そもそも売っても儲けが出ない。売る場所がない。などなど、、、
大きい課題から小さい課題まで聞き出して、根本的な原因を見つける。

その方は、市場がそもそもないことに課題を感じ、
最終的にECサイトの立ち上げに尽力したとのこと。

地域には課題が溢れていて、よそ者や若者の力を求めている声や姿が
実際に多いらしい。

町長いわく、よそ者、若者、ばか者がこの島にとって大切だという。
「自分が踏み込んでいいのかな」と消極的にならずに、
積極的に地域の課題解決に関わっていきたい。

午後は、お互いを知る、というテーマで、
島体験に参加した経緯や、今後の目標や夢について20分インタビュー。
インタビュー内容をもとに、自由な形式でnoteを書いた。

一つの質問を切り口に、もっともっと相手のことを知りたいと思うし、
逆にインタビューを受ける時、もっと自分のことを知ってほしいと感じた。

そして、島体験での貴重な日々を、経験や学びを、
自分の言葉で書き記していきたい、そう思った。

研修は無事終わり、シェアハウスでびっくりしたことが。
リビングで談笑していると、突然玄関から女性の声が。
戸を開けた女性は、「規格外の人参でーす。食べてくださーい。」と
大量の人参を置いて、足早に去っていった。

まさに島暮らしを実感した、うれしい出来事だった。

地区長宅にも訪問し、ご挨拶。
パワーあふれる元気な方という印象。
地区長という仕事柄、毎日を忙しくされている印象もあったが、
とにかく島が好きで、自分自身の人生も思う存分楽しまれている印象だ。

こうして少しづつ、地域の方々との交流もできてきた。
夏は地域行事が毎週のように開催される楽しい季節だが、
なかなか自ら出てこられない地域の方々も少なくはないという。

道端や店での偶然の出会いを大切にして、
自ら地域の方々に会いに行くということも大切にしたい。

今住んでいるシェアハウスの家主の方も、
島留学生、島体験生との交流を楽しみにされているそうだ。

シェアハウスでは旅の話でハウスメイトと盛り上がったが、
やっぱり旅での一期一会は素晴らしい、という話に。

島暮らしでは、今の自分にとっては非日常である島暮らしも、
地域の方々にとっては日常の一部。
一期一会や偶然の出会いも大切にしながら、
長いつながりも大切にしていきたい。

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