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理性と良識が[最終戦争という狂気]を超越する

『トランプ氏は「ウクライナでの戦争を平和的に終わらせるための即時交渉を要求しなければ、第三次世界大戦に行き着く。かつて経験したことのない戦争だろう」と主張。「われわれはこのような戦争を決して起こさなかっただろうが、すべては何もわかってない愚かな人々のせいであり、今日の兵器のためでもある」と語った』

『「われわれには認知障害の大統領がおり、国を率いる状態ではなく、いまやロシアとの核戦争についてカジュアルに話をしている」と非難。「それは第三次世界大戦であり、だれも考えたり話したがらない兵器のために、これまでのどの戦争よりもはるかに壊滅的だ」と警告した』
添付記事より

 トランプは、このままバイデン民主党政権に任せておくと、ウクライナの事態は悪化の一途を辿り、大戦争へ導かれてしまうとして、警告を発するとともに、当然、自分たち=共和党なら積極的に停戦・和平を仲介するし、戦争をやめされられるし、結果、第三次世界大戦をもたらすことなどない……と、理性と良識の備わるアメリカ国民に訴えているわけである。

 在任中、一度も戦争を起こさなかったトランプ元大統領の主張には、一聴の価値があると、私は思う。

 また、トランプ発言の"兵器……"という言葉のニュアンスから、まさに戦争で儲ける軍産複合体と、その利権を貪る勢力に対する暗示的批判が含まれているようにも受け取れる。

 トランプという名のプレーヤーは、単純明快な政策タイトルと、そのとても大きな意味=目的を内外に提示した。

『停戦・和平交渉と世界大戦の回避』

 アメリカ国民は、来月、トランプ共和党について、どのように判断するのだろう。

 理性と良識が、最終戦争という狂気を超越する。必ず、そうなる。