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相談する人を選ぶ

就職活動や、いろいろな分野で相談する人選びは大切です。良い人に相談すると、良い結果が得られます。大したことない人に相談すると、大したことない結果しか得られません。
では、その識別はどうするのか?

わかりやすい基準があり、それは、

「アポイントなしで会えるか?それともアポイントが必要か?」

経験的にいって、いつでも会える人は、あまり裁量権限がないことが多いです。有能な人は多くの仕事を抱えていて、いつも忙しいのです。
こうした有能な人をうまく捕まえるのが営業の醍醐味なのですが、それは別の機会に書くとして、やはりこうした人のアポをしっかり取って、会いに行くのが良いと思います。

それから、もっと注意しないといけないのは、かなり有名でも「ドロップアウトした人」「ドロップアウトを売り物にしている人」です。個人的には、こういう人は面白い経歴なので、講演など聞く分にはいいのですが、進路相談の相手としてはあまりおすすめできません。あなたがドロップアウトを目指すなら、よいと思いますが。

やはりこれから組織の中で生きて行こうと思う人は、組織の中でうまくやる人のノウハウをいただく必要があるので、組織から出て行く人はメンターとして不向きなのです。具体的には、官僚を辞めたばかりの人、大会社を辞めたばかりの人です。方向性が定まっていませんし、組織に否定的な見解が多いので、あまり役に立たなかったことが多いのです。負のバイアスがかかった意見を聞くことになります。

もしこの人たちが、自分で会社を興してそこそこ成功すれば、会いにいってもよいと思います。いろいろ人脈もありますし、得られる情報も多いのです。

昔、あるコンサルタントの人たちが3名で興した会社を訪問したことがあります。事務所で色々雑談をして、その中の1名が駅まで送ってくださるというので、ご一緒しました。

事務所を出るやいなや、彼は言いました。
「あそこにいた○○ね、△通ですごくやってたというんだけど、実はほどんど干されててね。うちが仕方なく引き受けたんだ。もう勝手ばっかりで大変だよ。」

さっきのの和気藹々とした雰囲気はなんだったの?
そこには二度といきませんでした。
母の代から我家に言い伝えられていることは、
「男は女よりひがみが強い」

だから、そういう人はよい情報を出しませんし、場合によっては相談に来た若い人をアリジゴクに落とします。
結論:ハッピーな忙しい人に相談して、ハッピーなアドバイスをもらおう。

【画像解説】迷子のペットを探すポスターです。写真よりは図の方がわかりやすいようです。

(この原稿の著作権は似内惠子に帰属します。無断転載を禁じます。)


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