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現在は経営誌編集者。以前は新聞記者。目指すはフリーの翻訳家。 日々の編集の仕事をしなが…

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現在は経営誌編集者。以前は新聞記者。目指すはフリーの翻訳家。 日々の編集の仕事をしながら発見したこと、面白いと感じたこと、ビジネスのヒントになりそうなことを綴ります。

最近の記事

講演はQ&Aタイムが面白い

講演会というのは、講演内容もさることながら、最後のQ&Aが意外に面白かったりします。 小誌「理念と経営」でお世話になっている方の一人に、東レ研究所元社長の佐々木常夫さんがいらっしゃいますが、佐々木さんの忘れられないQ&Aをふと思い出しました。 佐々木さんといえば『そうか、君は課長になったのか。』『働く君に贈る25の言葉』(ともにWAVE出版)など、ビジネス書のベストセラー作家としても活躍しておられます。 そのQ&Aが聞けたのは、2013年のこと。『そうか、君は課長になっ

    • 最初から100点を目指さなくてもいい

      さて、この4月に新入社員を迎える会社も多いはず。受け入れる準備は整っていますか? 「理念と経営」3月号で取材したK工務店の人材育成の仕組みがあまりにも見事なので、少し紹介させてください! 同社が新卒採用を始めたのは2014年。以来、毎年新卒採用を続け、今では88名の社員中50名が新卒入社組。離職者もほとんどいないそう。社長のT氏は、新卒の定期採用を始めた頃、新入社員が仕事の仕方をキティちゃんのノートにメモする姿を見て、あることに気づきました。「そのノートに書いたことをマニュ

      • 人生は後半戦がおもしろい

        「理念と経営」3月号で取材した葬儀業の経営者S氏(58歳)は、2年前にご長男に社長を譲りました。2年前ということはS氏はまだ56歳。引退するには早すぎます。その通り、早すぎるのです。 では、社長を譲って何をするのか? 会長職(代表権もなし)に就いたこのS氏は、なんと僧籍を取得。え?出家ですか? いえいえ違います。葬儀業の新しい形として、永代供養を引き受けるようにしたからです。自前の葬儀会館の隣に納骨堂を設けているのです。 S氏は、「家族葬」という言葉がまだなかったころから

      講演はQ&Aタイムが面白い