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歴史の岩戸開き(31)~「好きなこと」を見つける前に「生きる術」を身につける!

人の悩みの99%は「お金と人間関係」にあると言います。
それは「お金と人間関係」に対する「恐れ」と言っても良いと思います。

お金が無くなったら食べていけなくなる・・・。
人から嫌われたら仕事がもらえなくなる・・・。

ですが、そんな恐れを吹き飛ばしてくれる人が現れました。

それが山納銀之輔(さんのう・ぎんのすけ)さんです!

(Amazonより転載)

ほんとうに必要なものは「お金」でも「人間関係」でもありません。
ほんとうに必要なものは「生きる術(すべ)」です。

自分の知恵と技術で衣食住を確保することができれば、お金がなくても、人間関係を失っても、何ひとつ恐れることがなくなります。

銀之輔さん自身、42才の時に仕事を失い、財産を失い、人間関係を失い、住む家も失って、ひとり森のなかで狩猟採集生活をはじめることとなりましたが、それでも365日1日として食べることに困ることはなかったと言います。

それだけではなく、森の生き物たちとの交流があり、思わぬ人との出会いや援助があり、天そして地球そのものに生かされていることを身をもって知ったのです。

そのことを銀之輔さんは「全自動の法則」と名づけました。
一切の不安や恐れを持つことなく、すべてを天(地球)に委ねた時、天(地球)は必要な物、必要な人、必要なことを、必要な時に与えてくれると言います。

心の不安や恐れのほんとうの原因、それは「お金」でも「人間関係」でもありません。

前回、ありあまるほどのお金を持っているセレブの人たちが日々お金を失うことの恐怖と周りの人たちに対する不信をつのらせていることをご紹介しました。

結局、「お金」があってもなくても心から恐れがなくなることはないのです。

それは「人間関係」でも同じです。
「他者との関係性があってはじめて自分がある。だから人間関係は大事」と言います。
それは半分ほんとうで半分ウソです。

「人から必要とされる人にならないと、人から信用される人にならないとお金も仕事も手に入らなくなる」という恐れがその人の心の奥にはあるのです。

心の不安や恐れのほんとうの原因、それは自分自身が「生きる術」を身につけていないことにあります。

お金を失ったら、人間関係を失ったら、自分は食べていけなくなる、わたしは生きていけなくなるという「恐れ」が、すべての不安の根本です。

そして、その「恐れ」は正しい自己認識です。

なぜなら、高度に発達した産業社会では、それぞれの仕事は複雑に分業化されており、わたしたちは巨大な産業機械の一つの部品として存在しているにすぎないからです。

しかも、いつでも交換可能な部品であり、規格に満たなければ即座に外されて、単なる廃棄物として処理されてしまいます。

部品と部品をつなぐ潤滑油が「お金」であり「人間関係」です。

巨大な機械から外されて廃棄物になりたくないので、私たちは自分の仕事にしがみつき、嫌いな相手にも愛想笑いを浮かべなければならないのです。

数年前から耳にするようになった「承認欲求」も、「わたしは社会全体の機械の部品としてふさわしいですよね?わたしは捨てられたりしないですよね?」という確認作業であり、承認欲求とは形を変えた「恐れ」に他なりません。

でも、もしも「生きる術」を身につけていたとしたらどうでしょうか?

お金がなくても、人間関係を失っても、自分の衣食住を確保することのできる知恵と技術を身につけていたとしたらどうでしょうか?

そうです、恐れることは何ひとつなくなります。

なぜなら何があっても生き抜くことのできる術(すべ)を知っているからです。

しかも、その瞬間「全自動の法則」に乗ることができます。

必要な物、必要な人、必要なことは、必要な時に天あるいは地球が全自動で運んで来てくれます。

産業機械の一つの部品であることをやめた途端、自分自身がそれよりももっと大きな天(地球)の一部であることに気づくことができます。

「お金」があってもなくても大丈夫になれば、「お金」の価値を再認識できるかも知れません。「お金」は手段であって目的ではないことに気づくことができるかも知れません。
必要な時に「お金」があれば良いので、必要でない時は「お金」が無くても困ることがなくなります。

「人間関係」があってもなくても大丈夫になれば、かえって周りの人の長所や魅力に気づくことができるかも知れません。ほんとうの人の優しさに触れることができるかも知れません。反対に良い人と思っていた相手の腹黒い魂胆がすけすけに見えるようになるかも知れません。

占星術界を中心に「これからの時代は「風」の時代」ということが言われています。
また「風の時代」は「好きなことを仕事にする」「個性を発揮する時代」とも言われています。

でも、好きなことを見つける前に、あるいは個性を発揮する前に、まずは「生きる術」を身につけておくことが大切です。

「お金」や「人間関係」に対する恐れを持ったままだと、好きなことを追求するなかで妥協して心にウソをついてしまったり、個性を発揮することに遠慮が出てしまうからです。

ですので、まずは「生きる術」を身につける、このことからはじめましょう!

ご参考になれば幸いです。

頓首謹言






















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