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アジアで越境ECするなら、“モール出店”がおすすめ

中国越境EC・インバウンドマーケティング専門のJUTOU株式会社 辻です。
私が代表を務めるJUTOU株式会社では、中国をメインにインバウンド、越境EC、現地展開のマーケティングサポートをさせていただいてます。

今回のテーマは、
越境EC入門「アジアで越境ECするなら、“モール出店”がおすすめ」です。

中国や東南アジアに向けて、越境ECを始めたい!という方は必見ですので、どうぞ最後までお読みください。

越境ECを始めるにあたって、自社独自ドメインサイトを制作して運用するべきか、大手のモール出店をするべきか?というところでお悩みの方は多いのではないでしょうか?

そんな方からご相談いただいた際、私はモール出店をオススメさせていただいています。

その理由を3つお教えします。

1.インフラ(決済・物流)が充実している。

越境ECを始めるのに「決済システム」、とりわけ「物流」が最も重要であり、面倒な部分ですが、昨今、中国、東南アジアの大手ECモールが日本企業の越境EC販売促進のためのサポートを充実させており、物流面においても非常に便利なサポートをしてくれます。

(↓それぞれモールのサポートについては下記を御覧ください)


● 中国:中国天猫国際(TOF)

● 東南アジア:Lazada

● 台湾・東南アジア:shopee


国際郵便で自分で送ると、税関でひっかかったり、関税がかかってしまったりするリスクがつきまといますが、ECモールのインフラを使えば、日本国内への配送のみで、面倒な通関手続きなどは全てモール側でサポートしてくれます。

ここ数年で大手のECモールが急速にインフラを整えてきたことで、アジア圏の越境ECをより手軽なものになりました。

2.「信用」を担保できる

アジア圏では、詐欺サイトやフィッシングサイトによる被害も多いため、自社独自ドメインサイトでの商品・サービス購入に慎重になるユーザーが大勢います。

したがって、アジア圏ではBtoBなどの一部ジャンルを除いて、自社独自ドメインECサイトでの事業展開はハードルの高いものになっています。

また、自社独自ドメインECサイトの場合、サイトのクオリティーや表示速度、自動翻訳の精度によってムラも出てしまうため、一定のクオリティを担保できたECサイトを構築・運用できないと、ユーザーが不審に思い、商品とは関係のないところで、離脱されてしまうことが起こってしまいます。

一方、大手のモールに出店していれば、モール側が店舗の信用をある程度保証してくれるため、ユーザーも安心して購入することができ、商品、価格、商品ページで勝負することができるのです。

3.結果が早く分かる

大手のモールであれば、すでにプラットフォームにユーザーが集まってくるため、トラフィックを集めやすく売れるかどうかの結果を早く知ることができます。たとえ初め売れなくても、見るべき点が絞られているため、あ分析もしやすく、改善もいち早く実施することができます。

クリエイティブやプロモーションを一通り改善してみてダメだった場合は、商品または価格がマーケットにマッチしてない、という結論が出せるので、無駄なサーバー費用、カートシステムの月額使用料をダラダラ無駄に払う必要もなく、撤退が可能になります。

ここまで、越境ECを始めるにあたって、モール出店のメリットをお伝えしてきましたが、もちろん良いことばかりではありません。
モール出店だと、他社製品、特にローカルの安価な商品と比較・検討されるため、価格を見られる可能性が非常に高くなるといったデメリットがあります。
また、BtoB分野や、ニッチジャンルだと、自社独自ドメインECサイトのほうが引き合いが取りやすかったりするので、自社の商材がモール出店で勝負できるのかを事前に見極める必要があります。

自社独自ドメインサイトは時間もかかりますが、確実に必要なチャネルであることも間違いないです。
深堀りしていく国がある程度確定している企業さんであれば、現地のECモールと自社独自ドメインサイト、この2つを走らせてシェア拡大していくことをおすすめします。

本日はここまでです。ありがとうございました。

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