見出し画像

スタートアップ企業とバックオフィス業務について調べたことまとめ

【サマリー】

・やっぱりスタートアップの創業メンバー自らバックオフィス業務に時間を費やしているらしい。
・SBO(Start-up Back Office)、SBO勉強会というものがあるらしい。
・東大関連ベンチャーで働くことを想定してのバックオフィス業務実務講座があるらしい。
・【宣伝】やっぱりArranger of Back Officeいた方がいいよね

今回は、主にWeb上でスタートアップとバックオフィスについて調べ、その中で特に記録に残したい内容をまとめたいと思います。

【スタートアップの起業家、バックオフィス業務やっちゃってる問題】

大抵のスタートアップの場合、創業初期はお金が無いですし、法人としての活動も限定的、顧客数や関与メンバーも少数という中で、バックオフィス業務を起業家自身がやっているというケースが多いようです。
今回の調査の中でも、そういうエピソードをいくつか拝見しました。

安田 はい、よろしくお願いします。Shippioさんは、バックオフィスの方を採用されたのはいつ頃でしたか?
佐藤 最初に採用したのは、プレシリーズAの約2億円の調達が終わった後です。それまでは僕が社会保険や月次経理などもすべてやっていて、毎月、地獄でしたね(笑)
今となっては、もっと早い段階でバックオフィスを採用すべきだったなと思うのですが、社員5名くらいの頃はまだPMFもしていないし、資金的にも厳しいから、経営陣が夜中にやって済むのであればそれでよくない? という意思決定をしがちで。そのタイミングの判断が難しいと思うんです。
ーー はじめに、キャディの経営管理本部が立ち上がった背景を教えてください。
柿澤さん:弊社は2017年11月創業なのですが、自分が入社した2019年の2月、アルバイトを含めて20名ほどのタイミングで経営管理本部を立ち上げました。2018年12月にシリーズAで10.2億円の資金調達をし、急速にビジネスと組織を拡大していくフェーズに移ったことがきっかけです。
それまでは、経理はCEOの加藤、労務はCTOの小橋、販売管理は創業メンバーの幸松がやっているカオスな状況でした(笑)

 やはり起業家は事業の成長のために時間を使って欲しいと思う訳で、出来るだけ早くバックオフィス業務を他の誰かに委ねる体制を構築すべきと考えます。
 一方で、少し自分でやってみて、大変さや最低限の勘所(コンプライアンス観点で外してはいけない論点)などを理解しておくことは、経営者としての成長という観点では有意義なこととも思います。

【SBO勉強会を運営、hokanSBOともこさん】

今回調査している中で、株式会社hokanでバックオフィス業務を幅広く担当され、ご自身でもSBO勉強会を運営されているともこさんの記事を多く拝見しました。

hokanSBOともこさんの記事で、特に「ああ、もうそうですよね!!!」と激しく同意してしまったのはこの部分でした。

1.SBO採用が難航する理由
スタートアップのバックオフィス採用が進まない理由は、
今今支払える給料/業務内容/スキルのバランスがマッチしないこと。
アーリー(概ねシリーズAまでくらい)スタートアップのバックオフィスの状況と言えば、
- 経理/労務/法務/総務など区分け事の業務量はそれぞれ専任が必要ではない
- 細かい事務作業が多数発生し続ける
といった具合です。
現場手作業もできる管理部長クラスを採用できるなら最高。でもそんな人件費はまだ張れない。希望年収と採用予算のギャップが生じる。

【ベンチャーのバックオフィス業務に特化した実践講座&キャリアカウンセリング 「東大IPCキャリアスクール」】

たまたまは拝見して、素晴らしい取組だなと思ったのでご紹介させていただきます。
東大IPCキャリアスクールの概要を自分なりにまとめるとこんな感じです。
・育児等を理由に離職中の女性向けの、ベンチャー企業のバックオフィス業務に関する講座
・講座受講後に、キャリアカウンセリングや実際にベンチャー企業と話すイベントを用意
・主催は東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)で、東京大学関連ベンチャーへの投資および起業支援を行うことを目的とした、国立大学法人東京大学の100%出資の会社

お値段は3日間のオンライン講座とその後のキャリアカウンセリング含め35,000円とのことです。
東京大学関連ベンチャーに投資している東大IPC自らがこのような取組を行うということが、創業初期のベンチャー企業にとって、バックオフィス業務を任せる人材が必要であることの証明なのかなと思いました。

こちらのスクールの紹介記事の中で、「ああ、もうそうですよね!!!」と激しく同意してしまう記載がありました。

少数精鋭のベンチャー企業では、他企業での勤務経験を持ち、ハイスキルで自律的に行動できるバックオフィス人材が求められますが、知名度や待遇面では大手企業に劣るため、採用障壁の高さが課題でした。

【やっぱりArranger of Back Office(A of BO)は必要だと思う】

今回の調査を通じて、スタートアップ企業のバックオフィス業務に関して、Arranger of Back Office(A of BO)という選択肢を作ることは意義のあることではないかという思いに至りました。

少しずつではありますが、仕組化に向けて進んでいきたいと思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?