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学び続けることで気付きが深まり、また次へと繋がっていく。

最近、インプット量がとても多い生活です。
ご興味ある方いたらいいなと思いつつ、最近の学びについて
ちょっとご紹介。

今は、以前記事にした幸せ志向心理学の講座を受講しているのと、
仕事の関係で精神科訪問看護の研修をうけています。



両方とも、動画配信を確認し、リアルZOOM講座や、事例検討、課題提出などがあり、1日何時間もインプットの日々です。

精神科訪問看護の方は、精神科医の指示書で訪問できる資格をとれるものでもあります。

そして、インプットの内容がとても興味深かったり、いろいろなことが繋がったりしていく中で、どんどん自分の心の中を占めていっているのに、なかなか上手く表現できないことが増えていました。

いいことだから伝えたい。
きっと私と同じように困っていた人に、役立つから伝えたい

そう思うのに、記事にすることも難しい。
なぜなら自分自身が腹落ちするのに、とても時間がかかっているから。

腹落ちしたと思っても、また次から次へと「知らなかった自分」にも出会っていく感覚です。
でもそれが成長なのかもしれません。

このタイミングで両方学べるのも、何か意味や縁を感じたりもします。



幸せ志向心理学



「幸せ志向心理学」は、心理学の言葉からイメージするものとはまた少し違うかもしれません。

基礎編では、2つの視点を合わせて同時進行するのですが、まず1つ目は、クリフトンストレングスを使って、自分の強みである資質の「思考・感情・行動のくせ」を知り、その資質を大切にして磨いていくことを練習します。

これはストレングスのテストを受けたことがある方だと少しイメージしやすいかもしれませんが、テストででた結果で自分を決めつけるのではなく、それらの組み合わせによって、今の現状に対してどのようなアプローチができるかを考えたり、得意伸ばしをしていきます。

例えば、私の9番目にある共感性という資質なら
「相手が言葉にしなくても、言いたいことや思っていることを察する力」
ですが、これは強く使いすぎると「相手の気持ちを想像しすぎて先回りして心配しちゃう」とか「相手の感情に入り込み過ぎてしまう」なんてことになったりします。

それが決して悪いことではなくて、大切なのは調整して、他の資質を組み合わせることで、その場で適切な出し方が出来ること。それを日常の中で意識しています。

例えば
「仕事で患者さんの気持ちを察する時には、言葉に出来ない痛みを表情から察することができるよう、ちょっと共感性をパワフルに使おう」とか「他の資質である戦略性の資質を組み合わせて考えて、察した痛みをどの方法だと効率的に軽減できるか考えよう」なんて使います。

たぶん、これって今まで仕事の間に無意識でやっていたことです。
でも資質を考えると意識化できます。すると強弱がつけやすくなり何かトラブルがあったときに解決方法にアレンジしやすくなります。


幸せ志向心理学の場合は、それと並行して心理学的な手法である、バウンダリー・成長、成熟思考・マズローの発達段階・ラベリング・課題の分離・目的論などを習います。これを順番に習い、組み合わせることで、実際に生活の中での人間関係の悩みへの向き合い方を実践していきます。

対人関係の中での困り感も、自分の手元にある範疇は自分のストレングスを使って調整することで、同じ出来事に対しても、こだわる価値観を見直すような新しい気付きを得たり、もう少し肩の力を抜いて向き合ったりしていきます。

って書くと簡単なんですが。

じゃあ、親子の関係、夫婦の関係、仕事、なんてさまざまな場面で、自分の「思考・感情・行動」のパターンに気付き、調整していくのはと~っても、難しいことです。子どもが何かして「あ~、いつも同じことでついイライラしちゃう」というのは、そこに何かのパターンがあるのかもしれません。

それが悪いことではなくて、そこには自分のクセがある。
そのクセは強弱や使う場面を調整することで、強みになるクセなのだと思います。

なので、私はそういった課題に出会うと、テキストを見直して
「今はこの手法が使えるかな?」とか「どこまでが私の課題なのか分けにくいけれど、それはどのストレングスを使うと分けやすくなるかな」とか「このクセは他のどの場面だったらポジティブに使えるかな?」と考えたりするように心がけてます。

今までの記事には、「そうしたいけれどなかなか出来ない」自分のジレンマを書くことも多くありました。

ただ、そのジレンマはきっと多くの人も同じように感じたことがあるようなものなので、私の学びながら試行錯誤する姿は、誰かの役に立つのかもしれないとも思います。



精神科訪問看護研修


これは精神疾患の患者さんのところに、精神科医の指示書で訪問するための資格を得るための研修で、1か月ほどかけて動画学習をし、事例検討などをする予定です。

精神科の看護って、本当に奥深くて面白くて難しい。

ここでも少し触れたのですが、私は病院で「管理的な看護」をすることにちょっと引っかかるものを感じていたのです。それで在宅に興味をもったのもあったように思います。


非常に具合が悪い病状の急性期には、本人の意志が表明できないような場合もありますから、医療者が主体的に健康管理することも必要かもしれません。でも、少しずつ元気になってきたら、患者さんの意志を確認し、自己管理ができることを目指していきます。


これって子育ても一緒ですね。成長に合わせて自分で自分のことをできるようにしていく。そこの加減は本当に少しずつ。

本人の成長や回復に合わせてなので、ケアを提供する人は
「指導して導く」ような段階もあれば、
「本人の意志決定を手伝う」
「遠くから見守る」ような段階もあると思います。


常に「指導して支持」していると、本人の自立がなかなかできない関係になってしまうかもしれない。
かといって「本人の自由意志」を尊重しているつもりでも、本人は「やる気があってもどうやっていいのかもわからない」こともあります。
それを人に表明できないから、現状で立ち往生のまま時が過ぎてしまうこともあるかもしれない。

本人が、自分で自分の状態に気付くことができる。気付いて適切な対応ができる。自分で出来ないことは人に頼める。

それがとても大切で、それが出来ることを目指すために、試しながら、お手伝いの加減を調整するのがいいのだろうと思いました。
精神科の疾患の方は、この段階をとても細やかに丁寧にやった方がよい方が多いのかもしれないと思い、それってとても細やかなケアの基本だし、人間力も問われるなあと思いました。


学んで、気付いて、変化して、また学ぶ。
それを繰り返しながら、成長し続けられる自分でいたいなあと思います。








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