こだわりを手放す。
たぶん個性豊かな子を育てながら、子どもと向き合っていると親としてずっと直面して乗り越えていく課題のように思います。
無意識で当たり前だと思っている価値観
「自然に話せるようになること」
「歩けるようになること」
「字が書けること」
「学校に楽しく通えること」
そんなことに普段は疑問も持たずに、出来るようになると思っていること。
そして、自分自身の夫婦関係や親子関係、さまざまな場面で「今まで当たり前だと思い込んできた価値観に一石投じてみる」と、こだわりを手放すことに繋がると思うようになりました。
「自然に話せるようになるって誰が決めたんだろう?」
「歩けないと幸せじゃないのだろうか?」
「字が書けなくても勉強はできるよね」
「学校だけが居場所じゃないよ」
そうして、凝り固まった考え方から離れて、こだわりを手放し続けて・・・。
シンプルになった目で物事をみると、実は「残っているものが本当に大事な価値観なのだ」とわかってきます。自分でも気づいていなかったけれど、それ以外のものは全部削ぎ落してしまったから。その本当に大切なものだけ大切にできれば実は幸せなのだと思います。
「多くは望まないけれど、普通に育ってくれれば」と言ったりします。
普通ってなんだろう。
この普通でいることって、結局人の価値観に合わせていること。
誰にどう思われるか、そのこだわりを放すと最初に楽になると思っています。少数派であることも喜びと受け取れるようになるまでに私は数年かかりました。
そして今、それを夫婦関係や自分自身にも感じています。
「夫婦だから支えあうのが当たり前」
「よいお母さんはご飯をバランスよく作る」
「こんな風に思ってしまう自分はよくない」
そんな価値観を持つことが自分の苦しさだったり、自分自身の生活のハードルをあげてしまい、その結果忙しくして本当に大切なことを忘れたまま日々に追われることとなってしまうように思いました。
次男の不登校で、一旦すべてを辞めてみました。
そしたら夫婦の中の我慢していたものもボロボロと表面に出てきて、今我が家は毒だしをしています。
そして今家族内での手放せるこだわり探しの最中です。
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