カナダ・モントリオール留学で注意するべきこと
こんにちは。アメリカのGoogleでソフトウェアエンジニアをしているJustinといいます。今日は自分が辛い経験をしたカナダ・モントリオール留学で注意するべきこと、特にカナダ内でも比較的寒いモントリオールの天気について書こうと思います。
結論から書くと、カナダ・モントリオールの冬は本当に寒さ耐性がない人にとっては無理ゲーなので、住環境と耐寒装備をケチってはいけない、という至極単純な記事になっています。
モントリオールの天気
僕がモントリオールに行く前には、カナダの寒い天気のことについてあまり考えていませんでした。モントリオールは夏には行ったことがあり、そして夏のモントリオールは本当に最高の天気だったので冬以外はこんなものだろうとたかをくくっていました。
これが後々響いてきます。モントリオールの冬は本当に過酷で、外に出るにも一苦労ですし、外に出たとしてもあまりやることがありません。下の図はモントリオールの年間の気候です。
これを見て「大したことがないな」と思える方は寒さ耐性が強い方ではないかと思います。関東で育った私にとってこの冬のマイナス15度というのはどのくらいヤバいのか、実感が全くありませんでした。
マイナス15度、20度がどのくらい危ないかというと、まず風が吹いていたら外には極厚のダウン、スパイク入りのブーツとニット帽無しでは出ることができません。ニット帽かフードをかぶらないと耳が霜焼けします。ブーツ以外の靴だと足がビチョビチョになります。
まれにマイナス10度の中で学校に短パンTシャツで来る猛者がいたりしますが、これは例外中の例外で、カナダの寒い地方の人にとって上記の3着は必需品です。
私はこれを完全に甘く見ていました。
外に全く出なかった大学1年目
モントリオールに移ってからの1年目は、上記のモントリオールの天気のことを知らずに来てしまったため、そもそも装備の準備不足から補う必要がありました。また、来た当初は友達もいなかったため、情報がありませんでした。
下の動画がよくあるモントリオールの冬の光景です。
このような雪はモントリオールでは日常茶飯事です。
僕は大学への往復は徒歩でしたが、冬の徒歩での通学は大量の体力を消耗します。これは大事なことなので繰り返しますが、モントリオールで留学するのなら大学の近く、またはメトロの近くに住むのが吉です。でないと通学だけで体力の5割を持っていかれます。マイナス15度の中を何キロもラップトップが入ったリュックを背負って歩くのは、体力に自信がある方でも回避することを強く勧めます。
メトロを使いましょう。暖房がしっかりと入る部屋を借りましょう。モントリオール留学では住環境をケチってはいけません。でないと過酷な冬を越せません。
私はこれで失敗しました。自分なりに頑張って入りたかったマギル大学に入れたのはいいものの、モントリオールの冬を甘く見ていたせいで、この住環境をケチってしまい、大学1年目は友達もできずに1人家で引きこもりのような生活を送っていました。これからモントリオール、ひいてはカナダの寒い地方に留学する方に私の二の轍を踏んで欲しくないと思ったので、少し強めに書きました。
モントリオールのいいところ
それでもモントリオールに行く価値はあると思います。まず、比較的ご飯が美味しいこと。私は何を食べても大丈夫ですが、流石にアメリカの田舎のアジア料理店の料理を毎日食べるのは少し厳しいです。その点、モントリオールはご飯が美味しいです。アジア系のご飯にも選択肢があります。チャイナタウンに行けば中華も食べることができます。
また、家賃が他のカナダの都市に比べて比較的安価です。上記の図は、2024年のカナダの1ベッドルームの平均家賃ですが、トロント、バンクーバーの2,200 CAD, 2,700 CADと比べて約20%~40%家賃が安くなっています。
モントリオールの1番いいところは夏です。夏のモントリオールは乾いている上に暑くなく、景色も美しいため本当に素晴らしい環境が揃っています。夏のモントリオールの観光地やおすすめのレストランなどはまた今度記事にしようと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか?今回はモントリオールで留学するにあたって注意するべきことを自分の苦い経験も交えて記事にしました。似たようなトピックとして、カナダの大学や地域の紹介について以下の記事で書いています。
モントリオールは他の都市と比べて本当に寒いので、住環境を整える必要があります。これからモントリオール、ひいてはカナダの寒いところに留学しようと考えている方にとってこの記事が微力ながら助けになれればと思います。
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