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【書評】人間が地球唯一の人類になったワケとは…「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ著

どうも、朝のヨガと瞑想を始めた鈴木です。

前回の更新から時間がたってしまいましたが、更新をサボっていたわけではなくこの本と格闘してました…。

そうです。本屋で厳かな装丁と壮大なテーマに気圧されて読みたい本リストに入れたけど読まれなかった本第1位、「サピエンス全史」です。

本書は我々が勉強する世界史をより広ーーーく捉え、地球の誕生から2X世紀以降の未来までの人類の歴史と展望を一直線に述べた本です。

稀に見るバケモン本です。面白すぎました。

とにかくユアル兄さん知識ありすぎ、ありすぎて1つのエピソードに例え10個つけちゃうくらいボリューミーでもあります。

この本のもっともショッキングな内容は、我々ホモサピエンスは、猿から進化したのではなく、他の種を全滅させて生き残ったという事実です。

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歴史の教科書の1ページ目には必ずこの画像があり、我々は類人猿から進化して今の姿になりましたとありますが、真っ赤なウソだそうです。

我々はネアンデルタール人やホモ・エレクトス等を滅ぼして唯一の人類となったという訳ですねぇ。

何故、我々は他の種とのサバイバルレースを制すことが出来たのでしょうか?

フィジカル的には、ネアンデルタール人の方が優れており、タイマン勝負だったら負けていたそうです。

道具を使うのが上手かったかというとそうでもなく、他の種も道具を使う事は出来たそうです。

ズバり核心を言ってしまいます。ここまでで少しでも読みたくなった方はこれ以上スクロールせずに本を購入してください…。

人間には唯一の特殊能力がありました。それは妄想を共有する力です。

どういう事かというと、現実には無い神話や言い伝え、物語等を通じて、相互に協力するようになったという事です。

逆に、共通の話題無しに人と仲良くなる事はかなりしんどいです。共通のゲームや芸能人が好きという事で人と繋がったり出来る能力は、人間にしかないそうです。

その力により、血縁から地域、都市、国家などとまとまる領域を拡大しまくって人間が強い力を持つようになったという訳ですね。

この一連の流れを認知革命といいます。

人類が今日まで発展した過程には3つの大きな革命があり、それが今まで述べた認知革命と、農業革命、科学革命です。

農業革命と科学革命は世界史でも記述されている事なのでここでは割愛しますが、本書では著者の見解とともに多数の例を用いて述べられています。

本書は我々が今まで学んできた歴史を、更に大きな枠で捉え直した革新的な本です。

いうなればスターウォーズの4〜6しか知らなかったところに、1〜3を見つけて我々に見せてくれたような感動があります。

え、アナキンめっちゃ可愛い…、オビワンイケメン…と新たな楽しみを与えてくれます。

本書を読んでいただき、感想などもシェアしてくださると嬉しいです。

それでは!





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