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読書が好きな海外営業マンの書評。筋トレとサッカーと映画も好き。月に1度アメリカかアジア…

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読書が好きな海外営業マンの書評。筋トレとサッカーと映画も好き。月に1度アメリカかアジアに出張に行きます。

最近の記事

【書評】教会を震え上がらせた悪徳のリーダー論「君主論」マキャベリ著

皆さんの上司がこんな人だったらどうでしょうか ・悪評が立っている ・人を騙す ・ケチ 実は、この3つはリーダーに必要な素質なんです。 今日紹介するのは、リーダー論の原点ともいえる、ニッコロ・マキャベリの「君主論」です。 国を統治する君主としてどうあるべきかを説いた本で、内容の無慈悲さにローマ教会から禁書扱いされるほどの内容です。 この本で徹底して貫かれているのは、残酷なまでの現実主義です。 とにかく人間の血が一滴も通っていない。 マキャベリは君主に必要な心構えにつ

    • 海外に行った事がないサラリーマンが机の上だけでTOEIC450点→895点を取得した勉強法【最強の3冊】

      今回は、海外に行ったこともなければ外国人と話した事もなかった僕が、サラリーマンをやりながらTOEIC450点から895点に上げた時に使っていた最強の英語本3冊を紹介します! 予めお断りしておきますが、僕の勉強はTOEICだけでなく基本的なリーディング・リスニング力をつける事が目的だったため、最短で楽に点数が上がる!と言った類の勉強法ではありません。 しかし、この勉強法のおかげでTOEICだけでなく仕事でも支障なく英語が使えるスキルは身につきました。 早速結論から行きます

      • 【書評】本を読めば読むほどバカになる人とは?「読書を仕事につなげる技術」山口周著

        新入社員の頃、よく上司にビジネス書マウントを取られていました。 上司「この前USJを再建した人の本を読んだんだけど、キミ戦術と戦略ってどっちが大事か分かる?」 僕「戦略ですかね…?戦略が宝の場所で、戦術が掘り方だとすると、宝のありかを見誤るといくら上手に掘り進めても一生成果が出ない。って感じでしょうか?」 上司「ん~、なんか違うな…。本には戦略が目的地で、戦術が移動手段って書いてあったんだよな。東京に行きたいのに、大阪に向かってしまったら意味がないって…」 この上司は

        • 【書評】「〇〇思考」本はこれ1冊でOK「知的複眼思考法」苅谷剛彦著

          現在、「〇〇思考」ブーム真っ只中です。 ロジカル思考、クリティカル思考、ラテラル思考、デザイン思考、アート思考、仮説思考、0秒思考… そんな中、今回ご紹介するのは〇〇思考界のレジェンド、「知的複眼思考法」です!本当にすごい本です…。 知的複眼思考とは、一言で言うと「常識にとらわれず、自分の頭で多角的に物事を考える思考」です。 この本がスゴいのは、どうすれば知的複眼思考が出来るようになるか、その具体的なトレーニング方法が書いてあるという点です。 普通の「〇〇思考」は、

        【書評】教会を震え上がらせた悪徳のリーダー論「君主論」マキャベリ著

        • 海外に行った事がないサラリーマンが机の上だけでTOEIC450点→895点を取得した勉強法【最強の3冊】

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          【書評】本当に”使える”哲学の学び方「武器になる哲学」山口周著

          僕が初めて哲学に出会ったのは高校生の頃です。 図書室にあった「ツァラトゥストラはかく語りき」というメンヘラ臭満載のタイトルに目を奪われ、借りて読んでみました。 もちろん内容を理解できる訳もなく、返却期間まではアクセサリーとして女子の前で表紙が見えるように持ち歩くだけでした。 大学生になりもう一度哲学を勉強したいと思い、ラッセルの「哲学入門」、大井正さんの「世界十五大哲学」、小川仁志さんの「哲学用語辞典」などを読み漁り、哲学に触れているというナルシズムだけは立派に育ちまし

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          コロナ禍でもステップアップ転職が出来たサラリーマンの体験談(Utsuさんありがとう)

          鈴木です。ついに転職が決まりました☺️ 今回は、こんなご時世だけどステップアップ(やりたい事に近づくポジティブな)転職に成功した私が内定を勝ち取るために行った事をご紹介致します! 私は今回の転職活動を進めていく上で、全若手ビジネスパーソンのお父さん、Utsuさんの動画や書籍を参考に、以下の3ステップで転職準備をしました。 1. 白紙50枚で人生の目的を決める 2. 会社軸と仕事軸で5回以上深堀りする 3. 採用してもらえる理由を作る 順に説明していきます。 1. 白

          コロナ禍でもステップアップ転職が出来たサラリーマンの体験談(Utsuさんありがとう)

          頑張らなくても成果を上げる人が意識している事

          どうも、重盛さと美のラップ動画に癒されている鈴木です。 僕は「頑張る」ことが嫌いです。 頑張るが無条件に美徳とされる風潮が苦手です。 しかし、仕事でもダイエットでも成果を出す為には「頑張る」必要があります。 今回は、「頑張る」には2種類あるんじゃないかなっていう話をします。 頑張るには ・積み上げる頑張り ・傾きを上げる頑張り の2つがあります。 「積み上げる頑張り」というのは、いわゆる頑張るってやつです。(小泉語) 「傾きを上げる頑張り」が何なのか

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          【書評】R-16指定の数学本「東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」西成活裕著

          どうも、クレジットカードの引き落とし額が多すぎて、絶対悪用されてると思って確認したらちゃんと自分で使っていた鈴木です。 僕の今年の目標は、テクノロジーに強くなることです。 手始めにプログラミング(Python)を始めてみましたが、やりたい事に対してどの関数を定義してどう代入して…と考えてるうちに、 「これって数学のアプローチと一緒じゃね?」 と気づきました。26歳にしてやっと… という訳で、まずは数学の復習をやり直そうと思い本書を手に取りました。 本書は、中学数学

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          【書評】速読vs熟読論争に終止符を打つ「本の『使い方』」出口治明著

          どうも、GW明け一発目のメールで上司の役職を間違えた鈴木です。 本日は、自分が読書好きになったきっかけとなった本を紹介します。 ライフネット生命の創業者であり、現在は稀代の読書家としておなじみの出口治明さんの著書「本の使い方」です。 最近流行っている「生産性が高い読書術」では、 ・目次を読め ・全部読むな、役に立つ部分だけ拾い読みしろ ・ナナメ読み or 速読を身につけろ といったアドバイスがあります。これは「情報を得る」ための読書の際に力を発揮する読み方です。 こ

          【書評】速読vs熟読論争に終止符を打つ「本の『使い方』」出口治明著

          【書評】教会が震えた悪徳のリーダー論「君主論」マキャベリ著

          どうも、彼女とフルメタルジャケットを一緒に観たら心なしか会話が減った鈴木です。 皆さんにとって理想のリーダーとはどんな人物ですか? 本屋に行けばリーダー論を語った本は無限にありますが、こんな事が書かれている本はある でしょうか? ・悪評を立たせろ ・人を騙せ ・ケチであれ 今日紹介するのは、リーダー論の原点ともいえる、ニッコロ・マキャベリの「君主論」です。 国を統治する君主としてどうあるべきかを説いた本で、内容の無慈悲さにローマ教会から禁書扱いされるほどの内容です

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          【書評】人間が地球唯一の人類になったワケとは…「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ著

          どうも、朝のヨガと瞑想を始めた鈴木です。 前回の更新から時間がたってしまいましたが、更新をサボっていたわけではなくこの本と格闘してました…。 そうです。本屋で厳かな装丁と壮大なテーマに気圧されて読みたい本リストに入れたけど読まれなかった本第1位、「サピエンス全史」です。 本書は我々が勉強する世界史をより広ーーーく捉え、地球の誕生から2X世紀以降の未来までの人類の歴史と展望を一直線に述べた本です。 稀に見るバケモン本です。面白すぎました。 とにかくユアル兄さん知識

          【書評】人間が地球唯一の人類になったワケとは…「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ著

          【書評】読書は人をバカにする!?「乱読のセレンディピティ」外山滋比古著

          どうも、在宅満喫中の鈴木です。 家に篭るしかない今が知的武装のチャンスだと思い、読書に耽っております。 まず手始めに、「思考の整理学」でお馴染みの外山滋比古先生の本書を読みました。 「セレンディピティ」とは、予期せぬ偶然によってもたらされた幸運の事を指します。 例えば、アメリカの海軍が敵を探知するために音波探査機を開発したところ、イルカの音波をキャッチした事でイルカが音波を使って交信していることが判明した。といったような事です。 本書は、ジャンルを問わない様々な本を

          【書評】読書は人をバカにする!?「乱読のセレンディピティ」外山滋比古著

          【書評】〇〇を見て働く人だけが生き残れる「転職の思考法」北野 唯我著

          全ての迷えるサラリーマンにとっての聖書が爆誕しました。 この本、特に転職を進めているわけではありません。 目指すのは、どこでも働ける力を身につけ、会社から自由になる事です。 僕はこの考え方で筋トレを続けています。 嫌いな上司に何を言われても心の中で「まぁ俺いつでもこの人潰せるしな…」と思ってメンタルを保っています。笑 本書でも、退職願を胸ポケットに入れて出社した時に初めて、上司にNOと言えたというエピソードがあります。 今の会社が潰れても食っていけるかどうかは、「

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          【書評】脱ITオンチのはじめの一冊「いまさら聞けないITの常識」岡嶋裕史著

          様々な領域にまたがり、変化の激しいITに関する知識をアップデートし続けるのは大変です。 ガチガチ文系の私にとって、知識が体系立ってないと不安です。土台が無くフワフワした知識は、すぐに頭から無くなってしまうんじゃないかと…。 この本は、現代に必要なITの知識が、包括的に、かつ過去から未来へのつながりを意識できるようにまとめられています。 僕のようなサーバーとクライアントの違いも分からなかったIT音痴でも、これからのビジネスに必要なITの知識を身に着けることが出来ます。 最

          【書評】脱ITオンチのはじめの一冊「いまさら聞けないITの常識」岡嶋裕史著

          【書評】年収UPより6000%幸せになれる事とは?「科学的な適職」

          あなたが仕事に求めるものは何ですか? 給料、キャリア、安定、ワークライフバランス、合コンでドヤれる社名… 最近だと「好きを仕事にする」ですよね。Youtuberやeスポーツなど、趣味を突き詰めて仕事にしている人はカッコいいし、憧れます。 会社員として働く私とは真逆ですね…。 自分の好きな事は何だろう、何をして生きていきたいんだろうと自問自答している時に、本書に出会いました。 「好きを仕事にする」に大きくバツ印が書かれた表紙を見て、気づけばジャケ買いし、その日のうちに

          【書評】年収UPより6000%幸せになれる事とは?「科学的な適職」

          【書評】AIに仕事を奪われるな、AIと働け!「文系AI人材になる」

          はじめまして、鈴木です! 日々の読書のアウトプットとしてnoteを始めました! この本は、ZOZOテクノロジーズの野口竜司(@noguryu)さんによる、文系のためのAIキャリア指南本です。 近い将来、人間の仕事の半分以上がAIによって奪われるかもしれません。 数年後には、AI部下の作った資料にひたすらハンコを押し、AI部長にサボりを検知され減給。挙句の果てには新任のAI課長にポジションを取られリストラに…。 AIから我々の生活を守れ!排除しろ!AIのAは安倍のA!

          【書評】AIに仕事を奪われるな、AIと働け!「文系AI人材になる」