『こんにちはPython』のスカッシュゲームを今度はMacOSで動かしてみた
はじめに
前回は、ラズパイで動かしてみましたが、今度はMacで動かしてみたので紹介します。
前回の記事はこちら↓
事前準備
MacにPython3をインストールするには、Python公式サイトからpkgファイルをダウンロードしてインストールする方法もありますが、Homebrewというパッケージマネージャーを使うともっと簡単です。
Homebrewではアップル(またはあなたのLinuxシステム)が提供していないあなたの必要なものをインストールできます。
(中略)
HomebrewはmacOS(またはあなたのLinuxシステム)の機能を補完します。
Homebrew公式サイト より引用
Homebrewのインストール
ターミナルを起動し、Homebrew公式サイトに書いてある通りに、下記のコマンドを貼り付けて実行してください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
これだけでHomebrewのインストールが完了します。
Python3のインストール
ターミナルを起動し、下記のコマンドを貼り付けて実行してください。
brew install python3
これでPython3もインストール完了です。
スカッシュゲームのソースコードをダウンロード
スカッシュゲームのソースコード(scash.py)は、すがやみつる先生のホームページにありますので、ダウンロードしておきましょう。
修正開始
ターミナルで以下のコマンドを実行すると、IDLEが起動します。
idle3
IDLEでscash.pyを実行してみましょう。
ラズパイの時と同じModuleNotFoundErrorが発生しました。
winsoundはWindows専用のモジュールですから、ラズパイだろうがMacだろうがエラーになるのは当然ですね。
SoXのインストール
MacでBeep音を出すときもラズパイの時と同じようにSoX(Sound eXchange)を使います。
SoXのインストールもHomebrewを使うと簡単です。
ターミナルに下記のコマンドを貼り付けて実行してください。
brew install sox
これでSoXのインストールは完了です。
気を取り直して、修正開始
修正の仕方は、ラズパイの時と全く同じです。
①5行目
import winsound
↓
import os
②54行目
③58行目
winsound.Beep(1320, 50)
↓
os.system('play -n synth %s sin %s' % (50/1000, 1320))
④67行目
winsound.Beep(2000, 50)
↓
os.system('play -n synth %s sin %s' % (50/1000, 2000))
⑤91行目
winsound.Beep(200, 800)
↓
os.system('play -n synth %s sin %s' % (800/1000, 200))
修正ができたらIDLEから実行してみましょう。
ちゃんとスカッシュゲームが始まって、音も鳴りましたか?
まとめ
ラズパイに続き、Macでも動くように修正してみました。
全く同じ修正方法で動かせたのはラズパイ(Raspbian)もMacOSもUnix系統のOSだからです。
プログラミングをやっていると、様々なOSに対応した物を作らなければいけない場合があります。
様々なOSの違いをわかった上で、プログラミングをすると、知識が深まると思いますので、チャレンジしてみてください。
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