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ミュンヘンの川サーフィン


ローテンブルクから、バスと列車ふたつ
乗り継いでミュンヘンへ。

あす、フィンランドに飛ぶための一泊、
のつもりだったのが、

「ミュンヘンと言えば!」

と思い出し、ホテルでシャワー浴びると、
カメラ持って飛び出した

そうそう、
夏のミュンヘンと言えば、

リバーサーフィン!


海のないミュンヘンの住民は、
川での時間を楽しんでいる。

以前、どこかの機内誌で見かけて以来、
いつか見たいなあ!
と思っていたんだった。

おうおう、やってる、やってる!

見物客もけっこういる
この高さからサーフィン見ることってないよね
最初にここでやろうとした人すごいなあ
橋を通る時にできる波を利用してのサーフィン
高い木々が心地よい


いろんなサーファーたちがいて、
見てて飽きない。

年齢男女関係なく、姿勢がかっこよく
体幹がしっかりしているひとの時に
シャッターを切りたくなる。

「去年は水量が多すぎて、
ひとりサーファーが亡くなったんだよ」

ホテルのフロントの人が
出がけに教えてくれた。

命をかけた遊びなのだなあ。

実際に見る川のサーフィンは、
想像していた以上にスリリング。

川沿いを進んでいくと、
川べりに人々や動物たちの姿が。

それぞれにリラックス
恋人ともよし、ひとりもよし
鳥たちものんびり
気づけはいつのまにやら曇天に


だんだん空が暗くなってきたので
ホテルに戻ることに。

案の定、途中からものすごいどしゃ降りに。
トラムに乗り、中の券売機で
切符を買おうと、近くの男性に尋ねる。
親切に教えてくれて、会話が続いた。

「日本行きたいんだけど、
いろいろ高いんでしょ?」

「今、ものすごい円安だから、
日本の旅のチャンスよ!
こっちはたいへんだけどね」

降りる寸前にインスタでつながり、
笑顔で別れる。

思いがけず楽しめた20時間のミュンヘン。
海のない街だからこそ
生まれるものがあるんだな。

たくさん雪が降る場所からスキーが生まれ、
池が凍る極寒の地でスケートが生まれた。

自分をエンターテインするために、
人は今も昔も、それぞれの環境の中で
おもしろい遊びを見つける。

私も私をもっともっと楽しませてやろう。

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