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きみの横でぐっすり眠った

こんな夜はもう二度と訪れないと思っていた。なぜか少しだけ泣きそうになった。なぜだろう。悲しいかと聞かれれば、悲しいと答える。嬉しいかと聞かれれば、嬉しいと答える。そのどちらもが絶妙な塩梅で共存していた。それはもしかして、とても不幸せなことなのかもしれない。

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