〜てならない・〜てしょうがない・〜てたまらない 意味・使い方 【例文付き】 <深夜にカップラーメンが食べたくて たまらない? しょうがない? ならない?>
今日は【衝動】に関連する類似表現「〜てしょうがない」「〜てたまらない」「〜てならない」についてまとめます。
〜てしょうがない
【形】V(て形)+しょうがない
Vたくて+しょうがない
イAくて(て形)/ナAで+しょうがない
【例文】
・冷凍庫のドアを閉め忘れた気がしてしょうがない。
・故郷の家族に会いたくてしょうがない。
・あんなに可愛くて優しい彼女がいるなんて、羨ましくてしょうがない。
・テストの結果が心配でしょうがない。
・刺されたところがかゆくてしょうがない。
〜てたまらない
【形】V(て形)+たまらない
Vたくて+たまらない
イAくて(て形)/ナAで+たまらない
【例文】
・故郷の家族に会いたくてたまらない
・あんなに可愛くて優しい彼女がいるなんて、羨ましくてたまらない。
・テストの結果が心配でたまらない。
★刺されたところがかゆくてたまらない。
★机に足の小指をぶつけて痛くてたまらない。
〜てならない
【形】V(て形)+ならない
Vたくて+たまらない
イAくて(て形)/ナAで+たまらない
【例文】
★冷蔵庫のドアを閉め忘れた気がしてならない。
・故郷の家族に会いたくてならない。
・あんなに可愛くて優しい彼女がいるなんて、羨ましくてならない。
・テストの結果が心配でならない。
【分析ポイント】
この3つの表現は自分でコントロールできない強い【衝動】を表すという点では共通しています。
一緒に使われる語彙についても中納言(現代日本語書き言葉均衡コーパス BCCWJ)を使って調べてみました。
この使用例からも分かるように、「〜てたまらない」には身体的な感覚(例:痛くて・かゆくて・眠くて・暑くて、など)との親和性が高いです。
一方で、「〜てならない」は思考に関連する動詞(気がする・思われる・感じがする、など)と一緒に使われることが多いようです。
そのため、[思考に関連する動詞 × 〜てたまらない] [身体的な感覚 × 〜てならない]の組み合わせで使われるとやや違和感が出ます。
?冷蔵庫のドアを閉め忘れた気がしてたまらない。
?刺されたところがかゆくてならない。
一方、「〜てしょうがない」は思考に関連する動詞にも身体的な感覚にも接続することができます。(使用範囲が広い)
・冷蔵庫のドアを閉め忘れた気がしてしょうがない。
・刺されたところがかゆくてしょうがない。
まとめ
「〜てしょうがない」「〜てたまらない」「〜てならない」は自然に湧き起こり、自分でコントロールできない強い【衝動】を表す。
「〜てしょうがない」の類似表現である「〜てたまらない」は身体的な感覚、「〜てならない」は思考に特化したものとなっている。
この記事は以上になります。
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