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ぐわんぐわんのぐわん

頭がもうぐわんぐわんなってひっくり返った天地を我は進みながら、これはどうも理想郷に来てしまったなんて心地で行ったり来たりしているのは、昨日と今日と、夢と現実とx軸とy軸の合間にいたり、どこにもいなかったりして、なんのことはないおまじないにかかってしまって、朝か夜かも分からないままに、海の上を歩いていると思ってたけれどじつはもうメメメのなかにいて、メメメがこんなに早く膨張するなんて知らなかったから、私は既にメメメのなかでフラミンゴを買うしかないのだけれど、言ってよと思ったのは私か、いやあなただよ、と思っているのが実は他でもないあなた自身で、それはメメメの中では仕方のないことかもしれないなぁなんてフラミンゴに漂白剤を掛けながら、りっしんべんつかって棒高跳びをする理想の生活を夢見ている私は、まだ100通りのうちの3か4くらいの現実にいるなんて、そんなこと口が裂けても言えやしないわ。

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