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ジュウ・ショのサブカル映画マガジン

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映画についてサブカルチャー的な視点から紹介・解説。 学術書とか解説本みたいに小難しくなく、 極めてやさしく、おもしろく、深ーく書きまーす。
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#漫画

ミストという"コメディ映画"を存分に語る【ネタバレ】

どんな物語も結末は重要だ。特に「ラスト20分に震撼する……っ!」といった常套句が流行るほど…

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坪内逍遥とは|戯作・歌舞伎など日本文化を変えた革命家【小説神髄の解説】

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ファム・ファタールとは|起源や言葉の意味、キャラクター紹介など

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Netflix版「今際の国のアリス」の実写化が原作を超えてる件

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サブカルチャーとは? 日本と海外の意味の違いを事例で簡単に解説【アニメ・マンガな…

前回の記事で「カルチャーとは」について「メインカルチャー・サブカルチャー・ハイカルチャー…

映画「来る」のレビュー。これはもはやホラー映画ではない

この映画を「ホラー」と一言でまとめるのは、あまりに失礼だ。豊かなエンタメ性と、大胆な実験感覚が同居する、中島監督らしい作品だった。 国と味は違えどもティム・バートン監督の作品に通ずる「異物感」に終始追われる。観客はときおり自分がなにを観ているのか、どんな感情に居るのか、分からなくなる。東宝さま、よく今作を正月映画の目玉に持ってきてくれた。 ホラー小説大賞、受賞作品が原作原作は澤村伊智さんの「ぼぎわんが、来る」。ぼぎわん なる化け物が、腹黒いやつを次々にしばいてゆく。霊物も