See Through で物事を観るか、勇気をもってはずして真実を見るかを考えたダンス公演でした。
2022/4/15-16 北沢タウンホール
照明、映像、歌、パネル移動と、演劇的場面転換と、新しいものを取り込んだ作品。メッセージの鍵は、『シースルーのアイマスク』みんなが無意識で当たり前のようにつけている時の舞は明るく、その中でふと外してしまった人は見えているものの違いに戸惑ったり、つけている人が着けていない人に攻め寄ったり。
今の時代だ!
神秘的な歌に囚われ、更に自分を縛る人の姿や、その歌の主は見えない存在なのに、1人見て『知ってしまった』戸惑い。ダンス公演でありながら、ひしひしと伝わる世界観。主宰の前澤亜衣子さんの世界観好きです。
今回出演のダンサーさん達、人間は鍛えるとこういう動きができるのかと圧倒される。
前澤&乾デュオ、男女の愛の関係性よりももっと深い繋がりや在り方が伝わってくるもので、胸がキュンとなる。最高のデュオ。人と人のせめぎ合い、闘い、ぶつかり合い。ほとんど目を合わせない。見ない。なのにシンクロ率100%!
観終わって、
時代に流されるのは楽。考えなくていいから。でも、自分の見たもの、感じたものをしっかり受けて自分で考えて選んでいこう。
そう思った作品でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?