翻訳で便利なサイト集(法律)

はじめに

今回は特に何かを説明することなく、法律英語を利用する際に、個人的にめっちゃ便利と思っているサイトを好き勝手に紹介するだけの記事です。好き勝手に紹介するだけあって、それはもう、完全に私の好みで紹介するわけです。他の人が不便と思っていようが、全く気にせずに、個人的な感想・個人的な利用方法と共に紹介させていただきます。

Ⅰ.いつもお世話になっているサイト

1.日本法令外国語訳データベース

足を向けては寝られないぐらいにはお世話になっています。もはや説明不要の超重要サイトですね!

個人的には、英文を読むときにはあまりお世話にならず、和文英訳の時に必ずお世話になるサイトですね。

英語表現としては、???となるような表現が混ざっている気がします。ただ、たいていの場合、正確な表現が非常に難しい部分で、自分でより良い表現を考えること自体が難しいので、そのまま引用した方が問題がなくていいと思います。

知りたい法律の英訳をサイト内検索するよりも、Googleで法令名+英語で検索した方が早いです。

注意点は、主要な法律の英訳はありますが、細かい法律の英訳はない点ですね。また、最新の法律が反映されていない場合があるので、反映日付は要確認ですね。

2.翻訳会社ジェイビットのサイト

用語や例文が非常に充実していて、とても参考になります!

1ページごとの情報量が非常に多く、見づらいのが難点ですが、サイト内検索を行うことで非常に使いやすくなります(Chromeなら右上の縦三点の部分を押して、検索を押すと、検索窓が出てきます。)

3.弁護士の菊地正登先生が運営しているサイト

典型的な英文契約書の用語が解説されており、典型表現を探すときや類似表現を探すとき等色々な場面で重宝します!その他の解説などもかなり勉強になることが多いです!

4.Weblio

わからない単語はまずここで調べています。個人的にはネットの単語検索では一番見やすいので、よく使っています。例文もいくつかあり、その例文には出典が記載され、結構特許庁などのちゃんとしたところから引用されているのが嬉しいポイントです。英辞郎も非常に良いと思いますが、個人的な好みはWeblioです。

5.DeepL

とりあえずぶち込みますよね。現状最強の翻訳サイトです。長い文章は翻訳が崩れがちですが、一文に区切ることや、区切りの良いところを一まとまりにするとかの工夫をすると、使いやすくなりますよ。

注意点は、無料版は機密情報の保護がないので、どこまで利用するかは考えないといけないところです(他の翻訳サイト全般に言えますね。)

6.Linguee

何か使える表現がないかを探すときに便利です。英文と和文の整合性が微妙ですので、和訳の際に使うよりも英文作成時に表現を探すときに使いますね

7.大手事務所の英語版Newsletter

大手事務所は大体は英語版のNewletterを発信していますので、関連分野のNewsletterを見て、利用できる英語表現などをパクるというのは良く行います。先達の知恵を借りるのが一番早いです。

意外とガチガチの外資系事務所の方が探しやすいかもしれません(サイト上で日本語の要旨、本文は英語という感じで日英併記っぽくなってたりします。)

色々下記に挙げましたが、5大事務所や外資系事務所等大きい事務所なら大体Newsletterがあります。言語を英語にしてNewletterやPublicationとかを見ると参考になる資料が出てくると思います。

8.Google検索

何をいまさら…?、まさかGoogle翻訳とかいうつもりはないだろうな…?というご懸念ごもっともですが、ご安心ください。別の使い方です。

検索言語を英語にして、自分の利用した表現を検索窓に張り付けて、検索することで、自分の表現が英語として不自然ではないかを確認することができます。判断の方法は、検索結果を見て、日本語のサイトしか出てこなかったら、それは日本的な表現で英語ではあまり利用されない表現の可能性が高いです。英語のサイトがちゃんと出てくればよく利用されている表現です。

Ⅱ.たまにお世話になっているサイト

下記では、細かいニュアンスを調べたり、微妙な言葉の選択の際に見るサイトを並べてみました。

おわりに

前回の記事が好評だったので調子に乗って書きました。あと自分で翻訳時に困ったときに使う方法を忘れずに書いておこうという備忘録・棚卸的な意味もあります。

あと一つ書きたいテーマがあるので、それも書きたいです。




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