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【うつ×復学】復学ってどうやってするの?


こんにちは、きりしまです。
私の大学での経験談になりますが…復学の仕方についてお伝えしようと思います。
(私の体験なので、違う大学もあるかもしれません)


まず、休学するとき、休学届に「いつからいつまで休学」と書くと思うので、その休学期間が終わりに近づくと、大学から手紙か連絡が来ます。
たぶん履修登録もあるので、二か月前ぐらいに届くでしょうか。
そして、「復学します」みたいな書類が来るので、それにサインして学務係に提出すれば、自動的に復学できます。
書類などなく、時期になると自動的に復学する大学もあるみたいです。


……えっ? これだけです。
すごいシンプルですね、特に大学からはなにもないです。

だって、休学するときは、担任の先生とか親とかいろいろ言われたり呼ばれたりしたのに、復学に関してはなんにもないの?
そうです、たぶんなんにもないです。

以前も述べたのですが、休学に関しては結構審議したりいろいろすることが多いのに、復学に関してのサポートはほぼないのです。
履修登録の説明や相談もないから自分で考えないといけない(優しい担任などがいれば相談に乗ってくれるかもしれない)
辛いのは、講義をする先生はいちいち
「この生徒は病気療養からの復学明け」
なんて把握してないし、わざわざ配慮されません。

これには私も当初困惑していました。
「大学に戻るのね~じゃあ頑張ってね~」という感じだったのです。
とくになんにサポートもなく、急に川に投げ込まれた気分。
流れについていけねぇよぅ…という感じでした。

ここが(復学、休学にかかわらず)大学のポイントなのですが、大学は自分から情報や助けを求めないといけません。
自分で「こうしてほしい」という要望を自分から伝えれば、叶えられる可能性があります。

実際に広まっているかはわかりませんが、大学には「合理的配慮の不提供の禁止」という義務があります。
事前に自分の困りや障害について申請しておけば、ある程度の配慮をしてもらえるのです。
例えば、発達障害を抱えている人で、急な予定変更にパニックを起こしてしまう人であれば、特別にその人だけ早めの連絡をしてもらえたり。
聴覚障害のある人であれば、ノートテイクをしてもらえたり。
字を書くことが難しい人や視覚に障害がある人に、普通よりも字を大きく印刷しているレジュメを配ったり等です。
(気になる方は「大学 合理的配慮」で調べてみてください)

私も、自分のうつ病と、パニックや不安感が強くて、授業中につらくなってしまうことがあるため、いくつかの心理学の授業内で、「5分から10分の退室」を、事前に先生に申請していました。
実際、しばらくは虐待や家庭などの話題になるとつらくなったり泣きだしそうになってしまうことがあって、そういう時に安心して退室できることはお守りにもなりました。
また、実習があったのですが、実習先にも担当の先生と相談して、
「持病があるために朝の実習に参加できない可能性があるかもしれない、その時は事前にきちんと連絡する」
という旨をいつも伝えていました。
(一度だけどうしても具合が悪くて実習に行けない日がありましたが、最終的に楽しく実習を終えることが出来、単位も取得できました。ありがたい限りです)

そういったことも、復学前に自分で信頼できる大学の先生の元に行き、話したときに「こうなってしまうことが不安です」と話して、お願いすることができました。
最初は「こんなことお願いしていいのかな…」と不安になるかもしれません。
でも逆です。
自分が安心して大学で学べるように、自分からある程度の配慮をお願いすることも、学生生活の上で大切なのです。
自分自身、どこが弱くて、どういった配慮をしてもらえれば、きちんと課題をこなすことができるか、そういった環境を自分で考えられる力も、大切だと思います。
そして、それをきちんと交渉して話せることも、もちろん大切だと思うのです。
要望や配慮は、思わぬ形で通るかもしれません。

また、病気や障害などで、教授や実習先などに迷惑をかける可能性がある場合(病気などで休んだり遅刻するなど)は、「隠し通す」という意見もあるのですが、私は「事前に伝える」ことをおすすめします。
「隠し通す」ことで、問題が発生することがなくても、それは結果でしかないです。
実際なにか迷惑をかけることが発生した場合、事前に伝えておくか伝えておかないかで、まったく対応が変わってきます。
そういったリスクを事前に考え、「もしこういう状態になったら」ということを考えられておいた方が、安心して動けると私は思います。
(たぶん実習などがあれば、「健康状態や配慮してほしいことなど」を聞かれると思うので、きちんと話すのが吉かも?)

もし病気療養から復学するとき、そのときの不安な気持ちは、誰かにダメ元でもいってみて相談することをおすすめします。
貴方だけの素敵な大学生活が送れますように。



毎日のコーヒー代に。