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本当の理由シリーズ~マイケル・ジョーダンの背番号「23」~

バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダン。
名前を聞いてイメージするのは、スリーポイントシュートのラインから決めるダンクシュートやバスケットボールシューズ、そして背番号「23」のユニフォーム姿ではないだろうか。
「23番」は、兄の背番号が45で、その半分でも上手くなりたいという理由で「23」を選んだ、なんて逸話がある。

しかし実はもう一つ、ジョーダンが背番号を23にしたかった本当の理由があったんです。


あすに迫ったNBAの開幕戦。張り詰めた緊張感が包む中、ロッカールームに集められた選手たちは、マネージャーから背番号の付いたユニフォームを手渡されていた。
その中には1年で何十億を稼ぐプレイヤーや今年を最後に引退するベテラン、そして鳴り物入りのルーキーとしてチームに加わったマイケル・ジョーダンがいた。


マネージャー「トム、宜しく頼むな」

トム「はい、お願いいたします」

マネージャー「ライアン、明日は爆発してくれよな」

ライアン「はい、頑張ります」

マネージャー「ケン、準備はできてるんだろうな?」

ケン「もちろんです。あしたの為にここまで苦しいリハビリに耐えてきたんです」

マネージャー「ジョーダン、みんな期待してるぞ」

ジョーダン「はい、頑張りま・・・、マネージャーちょっと待ってください!なんで僕の背番号「23番」じゃないんですか?」

マネージャー「ジョーダン、ごめんよ。もう「23番」は埋まっちゃってるんだよ」

ジョーダン「知らんし、俺そんなん知らんし。絶対、背番号は「23」だからね」

マネージャー「そんなこと言われたってもうチームの方針で決まったんだから」

ジョーダン「知らんし。チームの事情とか知らんし」

マネージャー「もうユニフォームはシーズン分作っていて、あしたの物販でも売る予定だから、今シーズンはこの番号で勘弁してくれ」

ジョーダン「知らんし。物販とか知らんし。絶対、背番号は「23」だから」

マネージャー「ジョーダン。わがままもそこまでにしなさい!いい加減にしないと怒りますよ」

ジョーダン「もう怒ってるし。俺の背番号は絶対に「23番」だから」

マネージャー「なんでそんなに「23番」にこだわるんだよ」

ジョーダン「決まってるじゃないですか。1日の中で「23時間」はバスケットボールのことを考えていたいからです」

マネージャー「じゃあ残りの1時間は?」

ジョーダン「メジャーリーグです」


バスケットボールの世界でトップの座に君臨したマイケル・ジョーダン。
このあと別のスポーツに挑戦するのだが、その話はまたどこかで・・・


ひとり~の小さな手~♬なにもできないけど~♬それでもみんなの手と手を合わせれば♬何かできる♪何かできる♪