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エピソード大喜利#49 お題:森保ジャパン!アジアカップ優勝へ勝負の一手に出た、なに?

アジアカップを戦っている森保ジャパン。
前回のワールドカップで強豪国を破るなど、世界を驚かし、進化を続けている中で行われた今回のアジアカップは、余裕の優勝かとサポーターも思っていたが、まさかの展開になった。
 
まず初戦のベトナム戦。
先制したのもののその後逆転され暗雲が立ち込める試合展開。
何とか逆転し、試合はものにしたがアジアカップが容易いに優勝できる大会ではないことは周知の事実となった。
 
そして迎えたイラクとの第2戦。
開始早々相手に先制ゴールを許し、更に前半終了間際にもネットを揺らさる苦しい展開に。森保ジャパンは後半に1点を返すのが精一杯という試合内容で絶対的優勝候補が予選グループの時点で早くも黒星を付けられてしまったのだ。
 
果たして森保ジャパンは大丈夫なのか…。
余裕のアジアカップ優勝から一転、予選グループ敗退も見える位置にまで後退してしまっている。
そこで、森保監督はインドネシアとの第3戦で思い切った策に出た。
 
実況「さぁ絶対に負けられない戦いになってしまった森保ジャパン。確実に勝利を挙げて、決勝トーナメント進出を手繰り寄せたいところであります」
 
ピッチでは久保建英や三笘薫など故障を抱えている選手もそんな事を言っている場合ではないと神妙な面持ちでコンディションを整えている。
 
実況「対するインドネシアは世界ランクでは格下でありますが、本調子ではない森保ジャパンを倒そうと気持ちの入ったアップを見せています」
 
負けて当たり前というインドネシア代表には笑顔も見えるなど、対照的な両チームのアップ風景をテレビは伝えている。
 
実況「さぁここで両チームのスターティングイレブンを紹介します。ゴールキーパー鈴木。ディフェンスは4枚。左から…」
 
実況が日本代表に続きインドネシア代表のスタメンとベンチ入りメンバーを発表、その時だった。
カメラがグゥ~~~とワントップでスタメンに名を連ねている浅野拓磨の顔を大写しにした。
その映像はスタジアムのモニターにも映され、最初は歓声が沸き上がったのだが、徐々に観衆、並びにテレビで日本代表に声援を送る視聴者の顔が曇っていく。
 
浅野拓磨をよ~~~~~く見るとソンフンミンだった。
 
試合は当然中止となり、森保ジャパンは前代未聞の形でアジアカップから去ることになった。
後にこの試合は「ドーハの喜劇」と呼ばれることになる。
 
 
 

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