義務から使命へ

大阪からの帰り道。夜行バスに揺られながら、微生物から掘り下げて、これからの文明を編み直すビジネスを考えている。

ついに、最近、5Vの電圧を計測した。

微生物発電のことである。実は3月くらいから、仲間と微生物発電装置を開発している。微生物から文明を考えると、面白い。屋久島に行くようになってから、随分と物事を考える時間と空間が飛躍的に伸びてしまった。

人が地球に生まれてから、地球という環境が人に影響を及ぼした時代(完人世)から、人が地球に影響を及ぼすようになってきた時代(新人世)に突入したという歴史観を知って、最近は、人の力だけで考えるのをやめた。どうすれば、人と動物と自然と地球の力、いのちが重なり合って、次の時代に進めるのかを考えるようになった。

場づくりやまちづくりでもそう考えている。どうすれば、コミュニティの重なり合いが起こるだろうかと。

人間の義務ってなんだろう?人間が社会の課題を考えている間、地球は人間社会の影響を受けている。

人間にとっても、地球にとっても、これから生まれてくる命が、誇りを持って生きていくためには、今、何ができるんだろうか。

悔いのない、満たされた、香りあう、大いなる人生を歩んでいく。その意味を考える。

大切な人も、仲間も、友人も守り、自然も守り、再生できている。先人たちの襷を私たちが受け取っているように、私たちもまた、襷を次世代に示せないか。

義務から使命へ。自分の命の使い方を考え直した。

教育を通じて、襷を示す。
先人たちとこの世で生きる仲間と次世代の子どもたちのために。

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