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【本屋】わが町の本屋がいよいよ残り一軒になった

消える、消える。
とうとう私の町からTSUTAYAが 
無くなっていく。

先週、家の目の前にあるTSUTAYAに
行ったら、4月に閉店になるという
張り紙がされていて、もうビックリ。
というか、内臓をえぐられるような
痛みが体を走った。

いつかこの日が来ると前々から 
ヒヤヒヤしていた。
最近はスマホで、
映画やドラマが見れる。
レンタルでDVD を借りる人も
めっきり少なくなってきた。
各地でTSUTAYAもギャオも
次々と閉店が増えてきた。

でも、私の部屋の目の前、
部屋から30秒のところにある
TSUTAYAはきっと安泰だ、
と信じこんでました。
人間、自分だけは大丈夫だと 
思うんだから、なんてご機嫌な奴(笑)。

店に入れば、まず
マンガと雑誌がズラリ並んでる。 
レンタルコミックも並んでる。
それから新刊文庫と新刊新書と
ビジネス書が並んでる。
小説は少しだけ。
こうした書店のいいところは   
最近の流行りや人気が 
よくつかめるところです。
それは図書館では出来ませんね。

心が塞ぎそうな時や、
孤独が溢れそうな時には、
よくここで店内をブラブラしたら、
気分転換ができました。
 
そうそう忘れてました
映画やドラマのDVDたち。
ケースに入って棚に並んでいる、
あれを見るだけで胸がワクワクした。
ミステリー、ホラーの棚は
特によく観に行きました。
『セブン』や『羊たちの沈黙』、
『レオン』『ゴッドファーザー』
また『砂の器』『犬神家の一族』 
『東京物語』などなど、
みんな5回以上は見てきました。
「砂の器」と「犬神家の一族」は
10回以上は見てきたなあ。

心が不安定になりやすい私には
とても大事な大事な場所。
別の意味で私を支えてくれた 
夜のビデオたちもまた大事だった(笑)。

そんな大事な場所が消えるのか?
私には無くてはならないTSUTAYAが…。
でも、スマホとサブスク万能時代は、
小説やコミックス、
レンタルビデオやレンタルコミック、
これらはみな必要なくなってたんですね。
TSUTAYAのあれやこれやが…。

これで、私の身の回りで、
本を売っている場所は、
駅前ビルの二階にある、
啓文堂書店だけになった。
あそこだって、安心安全ではない。
これで、あそこが閉店したら、
私は、本なし駅の住人になる。
頭がおかしくなりそうだ。

私がこの町に引っ越した時は、
書店は3つありました。
そんな駅はなかなかないので、
本当に、本屋ブラブラする喜びが
当たり前だとまだどこかで思ってた。

TSUTAYAが無くなれば、
書店はラスト1軒になる…。

いよいよ、ディストピアは
現実になってきたらしい。
やはり、もっと本気で、
リアル書店の生き残りを
応援していかねば!

新聞やネットニュースを見てると、
世の中には、本屋を残して!という
著名運動などがあって、
書店が生き残るケースも
あるみたいですが、
どうやって?そんな署名活動を
展開できるようになるんだろう?

せめては、TSUTAYAの閉店後に、
紀伊國屋書店や三省堂書店が
来てくれないものかなあ(汗)。
それは他力本願すぎるかあ?





 

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