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おじさんにだって、何かできることはないんだろうか?

「働かないおじさん」という言葉が
ネットやメディアや日常で
飛び交ってるらしい。
私自身は聞いたことないのですが、
まあ、言わんとすることはわかる。
よくわかります。

「働かないおじさんなんて
中高年の男性をないがしろにする、
これは呪いの言葉だ、
そんな状況を許す社会は危ない」
なんて仰々しいネット記事もあります。

まあ、まあ、とりあえず
いったん落ち着きましょう。
熱くなると、本質からずれますからね。

私は、まさに、おじさんです。
おまけに、うつ病上がりで、
職場でもかなり楽な部署でのんびり
やらせてもらっています。
まさに「働かないおじさん」(笑)

でも、こんなおじさんにも
何かできることはないんだろうか?
私みたいなおっさんにも?
うーむ。うーむ。

老人にはまだ早い。
青年からは遠すぎる。
でも、それなりにガンバって
たまには結果も出したこともある。
でも、正直、40年、50年生きて、
心も満身創痍ですよ。

だから、おじさんは
おしなべて、無理やり、 
自己正当化する。
自己肯定化する。
意識的にも、無意識にも。 
そんな風にしてらおじさんは
自己肯定な発言や行動になる。
これが周りには、
頑固とか、頑なとか、
悪い印象を与えてしまう。
心の背伸びをついついする、
それがおじさん!なんですね。

私たちは、昭和、平成、ずっと
「成長」を信仰してきましたが、 
そろそろ、「成長」を忘れる時期が
きていませんかね?
おじさんは「できる奴」になるのが 
好きなんですが、
できない奴にはまた別の道が
あるんじゃないかしら?
さて、働かないおじさんには
一体どんなことができるんだろう?

たとえば、こんなことはどうかしら?
人間は、才能とか成長とか一流とか
そんなことはなくたって、
生きる、生きていける、
ただ生きる、というのは
逆に案外、難しいんですよね。

でもね、
この人、なんの役になってるんだろう?
と不思議に感じる働かないおじさんが 
いたとしても、
周りから袋叩きにもならず、
周りが良しとしてくれたら、
その社会はゆとりがある証拠ですね。
何の役に立つとか、立たないとか
以外の基準があってもいいですよね。
こんな集団には優生思想も生まれない。
植松さとしのような殺人鬼も
出てこないで済む。

働かないおじさんにだって
こんな長所がありまたね。
案外、悪くないですね。
おじさんがいることは。
ただ、生きるって意外に難しい。

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