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【親子あるある】親が死んだら、私はちゃんと泣けるだろうか?

これは、親子あるあると言いますか。

親が死んだら、自分はちゃんと
悲しめるのだろうか。
涙を流すだろうか?
悲しめないんじゃないだろうか?

先日、知人がこんな不安を  
もらしたので、ビックリしました。

私も同じ不安をずっと
持っていたからです。

私も20代30代、
まさにその心配をしてました。
いざ、私が40代手前で、
父親が死んだ時は、
喪主になったせいか、
あまりの忙しさから、
悲しむとか悲しめないとか
そんな悩みなどは
吹き飛んでしまいました。  

とにかくもう夢中で…。

弟は東京から実家に着き、
白い布をかぶった父親を見るや、
カバンを手からパタンと落とし、
父親の遺体のそばで
しくしく泣いていた。
まるで、ドラマみたいに
よく泣いていました。

あれは羨ましかったなあ。

私は、葬儀が終わるまで、
葬儀屋さんとの打ち合わせ、
通夜の粗供養、
葬儀でのお弁当、  
酒ビールの手配、
父の教え子や親御さんの挨拶、
お坊さんの確保、
お布施の相談、
親戚間の揉め合いの緩和、
弔辞の順番、
とまあ、こんな具合で
シッチャカメッチャカ
忙しかったんです。

結局、葬儀や初七日が済んでも
気が張りっ放しでした。
だから、悲しみという感情は
湧いてこなかった。

それから、1ヶ月半。
東京で元通りの生活をしていた
ある日、ファミレスで
ひとり晩御飯を食べていたら、
急に涙がこみ上げてきたんです。

ああ、よかった、
これで私もちゃんと
父の死を悲しむことができた。

悲しむ、というより、
悲しむことができて安堵した、
ということか(汗)。

だから、
先日の知人にも言ったんです。
きっと悲しくなるよ、
安心していいよ、と。

きっと、このような不安を
持ってる人はたくさんいるに
違いないでしょうか。

みなさん、大丈夫です、
きっと早かれ遅かれ、
悲しみはやってきますよ。

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