有料というだけで価値が格段に上がる話

いつも私のブログをご覧頂きありがとうございます。

初めての方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に自己紹介をしますと、私は北海道札幌市で、主に「保険、住宅ローン、資産運用」の相談をお受けしているファイナンシャル・プランナーです。

＜プロフィール＞
鈴木淳也　37歳　 FP事務所TLC代表
共働き家計専門のファイナンシャルプランナー。
家庭では、料理・家事・家計管理が好きな一児の息子がいるパパです。
大学卒業後、銀行に就職。仕事には満足していたが、仕事の都合で家族と離れ、転勤をする生活に疑問を感じ、自分の時間も作れて、且つ大好きな金融の仕事もできるファイナンシャルプランナーとして独立。
家族と趣味を大切にするため、時間を作るコツを常に考えています。

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（特に生命保険、資産運用、住宅ローン相談が得意なFPです）

現在はFP事務所を起業し、独立系FPとして無料相談（保険相談）だけではなく、有料相談（住宅ローンと資産運用相談）も受けています。

FP事務所を起業する前は、私は一社専属の保険営業として働いていました。

所謂保険屋さんだったんですね。

当時は保険を売る事が仕事であり、ご飯を食べていく手段でもあった為、どうすれば保険が売れるかを追求することが最大の課題でした。

そこで上司や先輩に相談したところ、

自分の知識を全部無料で提供すれば、その代わりに保険に加入して下さる方が現れる

ということでした。

そこで上司や先輩の教え通り、自分の知り得た知識をなんでも無料で提供するということをしていたんですね。

その時行っていた無料相談で感じた事と、現在やっている有料相談で感じたことについてシェアしたいと思います。

無料相談で感じた事

上記にも書いていますが、私が保険営業をしていた時は、上司や先輩の教えである、

『とにかく相手にgiveすること』

とにかく無料で何でも教えることで、その見返りとして保険にご加入して下さる方が増えるという教えを忠実に行いました。

当時の私には営業ノウハウなんて全く無く、言われた通りに自分の持っている知識を多くの方にお伝えするんだという意気込みでいました。

保険の事だったり、iDeCoや資産運用の事、ふるさと納税のやり方、セミナーも全て無料開催と、全てが無料です。

私の知っている知識を全てお客様にお伝えするというスタンスでやっていたのです。

当時の私は、上司の教え通りやることで、

多くの方に有料級の情報も無料で提供しているのだから、きっと感謝されるだろう

と思っていたのですね。この論理は実は正しいのですが、感謝されるという点では少し違和感がありました。

それは…

無料でお伝えする為、お客様に時間を作ってもらうようにアポイントを取ったりするのですが、約束の日になったら日にちをずらされるとかザラにありました。

『なぜこちらは無料で有益な情報をお客様にお伝えしたいのに、会ってくれないのだろう』

と当時は本気で悩んでいました。

また実際にお伝えしたところでも、

『へえ、そうなんですね』

と特に感謝されるわけでもなく、話が終わることもざらでした。

有料相談で感じた事

その後保険営業を経て、FP事務所を起業し、無料相談（保険のみ）だけではなく、有料相談（保険以外）も受けるようになってから、お客様の私に対するスタンスは明らかに変わりました。

例えば約束の日にちや時間を必ず守るとか、聞く姿勢が違う（メモ用紙や筆記用具を持参する）、面談の終了時間を守る、感謝の言葉が深い。

等々です。

勿論無料でなんでもお伝えしてきた時も感謝の言葉を頂くこともあったのですが、特に保険相談を受けて頂いた時は、感謝というよりもウザがられる感じが多かったと思います。

まあ保険に興味ある人はそこまで多くはありませんし、売り込まれる感じが嫌だったのかもしれない、今だからそう思えました。

無料相談も有料相談もやってきた上で私が思ったのは、無料と有料では、仮に同じことを話ししていたとしても、価値に差が出るのでは無いかという事なんですね。

因みにこれは保険営業時代の話にとどまらず、他にも同じ経験があります。

それはロシア人に日本語を教えている時の話です。

あっ、因みに私はロシア語が話せる為、ロシア人向けに日本語を教えるInstagramのアカウントを持っています。

ご興味あれば一度覗きに来てくださいね

→ロシア人向けのアカウントはこちら

私はロシア人がお金が無いということもあり、日本語を教えて欲しいという依頼に対し、今のところはではありますが、無料で教えています。

無料でInstagram内で日本語のフレーズや言葉の意味を教える投稿を作成したり、インダスライブでロシア人と直接画面上でお会いして、日本語を教えたりしています。

これも好意でやっている事ではあるのですが、無料だからなのか、それでも文句を言ってくるロシア人が存在します。

投稿のコメント欄やDMに、Instagramの内容が薄いとか、日本語を教えてまる日程をずらして欲しいとか多々あります。

無料だと有料級（普通語学を覚えるためにお金を払うと思うので）のことでも、価値が大きく下がるのだなと思ってしまいました。

これを踏まえ、人は無料だとどこにでもあるものだと錯覚し、そのサービスに価値を感じず、有料で、且つその値段が高ければ高い程、それだけで価値を感じ、無料以上に人はそのサービスに感動や感謝が生まれるということなんですね。

まあ全てのサービスを有料化にしてしまうと、無料だから受けたいのにと考えているお客様にご説明する機会が減る＝日本人のマネーリテラシーが向上しないということにも直結してしまうので、全てを有料化するわけにもいかないとは思うのですが。

なんでもサービスを無料にすればその人にとって良いと言う訳ではないというお話でした。

皆さんはこの記事を読んでどう思いますか？

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