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私が貯金をお客様に勧める理由(前編)

みなさん、こんにちは。
ファイナンシャル・プランナーの鈴木淳也です。

<プロフィール>
鈴木淳也 37歳  FP事務所TLC代表
共働き家計専門のファイナンシャルプランナー。
家庭では、料理・家事・家計管理が好きな一児の息子がいるパパです。
大学卒業後、銀行に就職。仕事には満足していたが、仕事の都合で家族と離れ、転勤をする生活に疑問を感じ、自分の時間も作れて、且つ大好きな金融の仕事もできるファイナンシャルプランナーとして独立。
家族と趣味を大切にするため、時間を作るコツを常に考えています。

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(特に生命保険、資産運用、住宅ローン相談が得意なFPです)

タイトルにある、

「私がお客様に貯金を勧める理由」

というテーマについて投稿させて頂きます。

私の簡単な自己紹介をさせて頂くと、北海道札幌市を拠点として、全国でお金(主に保険、住宅ローン、資産運用相談)のご相談を受けているファイナンシャル・プランナーです。

ファイナンシャル・プランナーとは、人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。※日本FP協会引用

元々私は貯金が苦手でした。というか、20代前半の頃はほぼ貯金はゼロでした。

そんな20代前半の時の貯金が無い状態から、なぜ貯金を始めることができ、お客様に貯金を勧めるようになったのかについて話を進めていきます。

初めて購入した投資信託の話し

私は大学を卒業し、銀行に就職をしました。

銀行は元々預金と貸付(お金を貸す)業務が主流でしたが、私が銀行に就職したころからだと思いますが、当時から銀行は預金や為替業務だけでは収益が確保できず、経営が成り立たなくなったため、収益を稼ぐために投資信託や保険の販売に力を入れ始めていました。

入行後、まずテラーと言って、窓口業務を担当します。

半年間のテラー業務を終えた後、総合職だった私は、住宅ローンを貸付する業務に従事しました。

しかし住宅ローンを貸付する業務でも、投資信託の販売ノルマがあり、販売をしなくてはならなくなりました。

入行したてで実務経験もなく、当時は金融知識は殆どありませんでした。

このような状態の人間から誰が投資信託を買ってくれるのだろうと考えた末、まずは自分で購入して理解した上でお客様に提案するのが得策だろうと、安易に投資信託を購入することを考えました。

投資信託の知識は全く無く、当時の先輩や上司に聞くと、

投資信託は増える

という一つの言葉だけが頭に入り(勿論リスクの話しもされていたと思いますが、そこは聞こえていなかったと思います)、投資信託は増えるんだという良いポイントだけが耳に残り、あとの「元本保証ではない」という部分や、「元本が割れる可能性がある」ということを理解していませんでした。

そして当時預金が殆どなかったこともあり、少しでも増えれば良いや程度に安易な気持ちで預金のほぼ全額の40万というお金を投資信託の購入資金として充てたのです。

私が購入したのは、ラサール・グローバル・リートファンド(毎月分配型)というものでした。

REITというもので、小額で始めることができる不動産収益を得ることを目的とした投資信託です。

なぜこのファンドを選んだかと言うと、特に好きなファンドというわけではなかったのですが、当時銀行で一番売れていたもので、特に他の商品にも詳しかったわけでは無かったこともあり、購入に踏み切りました。

この安易な判断が、後々の後悔につながるとは…

そして約1年が過ぎた頃、ある事件が起きるのです。

それは【リーマンショック】です。

リーマン・ショックとは、リーマンショックは、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズ・ホールディングスが2008年9月15日に経営破綻したことに端を発して、連鎖的に(1999年-2008年)世界規模の金融危機が発生した事象を総括的に呼ぶ日本における通称である。Wikipedia引用

リーマンショックの影響により、多くの金融商品の価格が大きく下落しました。それは私が購入した投資信託にも影響がありました。

当初40万のお金で投資信託を購入したのですが、当初購入した時の投資信託の価格が半分程度下落し、もしこの時解約した場合約20万程度という価値となるのです。

気が狂いそうになるのですが、既に後の始末です。

ここで解約をしようか悩むのですが、どのタイミングで解約をすれば良いかわからず、このまま投資信託を解約せず、ガチホすることにしました。

※ガチホとは、長期保有する事

預金が無い状態の私の心理状況

投資信託の運用状況がとても悪い状況下にあり、預金も殆どない状態となり、次第に私の判断能力が低下していきました。

明らかに詐欺に近いような投資セミナーや、情報商材に興味を示すようになり、まともな判断能力があれば絶対にやらないようなものにも手を付けるようになるのです。

そしてお金が増えることを信じるのですが、勿論増えることはありません。なぜなら詐欺だからです。

そして少しずつ貯まってきたお金を使いこんでしまい、数百万円程度のお金をドブに捨てる事となります。

そして預金が無くなり、また手を出しの繰り返しでいっこうにお金は増えない負のスパイラルに突入します。

その後どうなったかについては話も長くなってきましたので、次回投稿したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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