谷村新司さん昴となる

（原文　2023年10月19日）

谷村新司さんが、74歳で先日逝去された。
チンペイさんと出会ったのは彼が、アリスから離れシンガーソングライターとして昴、冬の稲妻、群青、チャンピオン等を立て続けにヒットされた今から35年以上も前だった。30歳位からテニスを始めたとの事で、お手合わせさせて頂くまえは、適当にお相手をして置こうと軽く考えていたのだが、華奢なFILAを着こなしたいでたちに、似合わずフットワークも良く、サービスも強力で、なかなか良い対戦だったと記憶している。僕の一人息子の裕也と同年代のご子息の大輔さんも連れて来られていて、いわゆる芸能人ぽく無く、良い家庭人だと感心しました。ゲーム後は、僕の好きな昴や群青を聞いて頂き、長谷川ちやん　声は僕より大きいけど、もっと丁寧に聞く人に情景を思い浮かべられる様に歌わないとダメとご指導を受けて冷や汗をかいたものだ。
その邂逅の後、何度かテニスをさせて頂いたり、コンサートに寄せて頂いた。チンペイさんは歌も上手いが、お話も粋で、愉快で、同行した僕の母親も一気にファンになってしまった。また、世界的に活動され、中国では大学の先生もされていた。
日中関係が悪化している今こそ、谷村新司さんの音楽を通した文化交流の力が、必要なのに残念だ。昴の意味は今までの物質的な価値観をリセットして精神的な豊かさを追い求めよう　という意味だ。まさにチンペイさん谷村新司さんは魂の生まれ代わり　昴　そのものになってしまった。合掌