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タイ料理愛好家は増加しているのにタイ料理店は減少危機にある

元ボクシング世界チャンピオンだった長谷川穂積が経営していた、神戸のタイ料理店クルアタイが、コックのSさんが帰国するので6月閉店となった。
20年前はタイバーツと日本円の貨幣価値は10倍位だった。しかしタイの発展と日本の停滞で、バーツと円の貨幣価値はほぼ同等になっている。    したがって優秀なタイ人コックの出稼ぎ先は欧米や日本より給料の高い韓国やシンガポールや中国に急激にシフトしている。
だからお客様はいるのに本格的なタイ料理を出せるタイ料理店はコック不足で苦境にある。今2000あるタイ料理店のうち500店はコック確保するには給料を大幅アップするか、廃業するか、日本人だけのオペレーションにするか、岐路に立たされている。今の円は160円を超えているが、僕は180円迄下がって行くと予想している。タイコックの給料を円安に合わせてあと2割上げて確保するか、採算割れするから廃業するか、大変な事態になっている。
折角20年間で4倍に膨らんだタイ料理愛好家の市場があるのに本当にもったいない限りだ。僕の経営して来たタイ料理店クワンチャイも多い時には10人以上のタイ人コックを抱えていた。僕はコロナを経て全ての中大型店を閉店し、タイ人コックの雇用延長を中止。これからは日本人のみで経営できる小型のタイ料理店の時代が来ると考えて、僕のマンダリンオリエンタルホテルや他の調理経験を惜しみ無く提供するフランチャイズを開始する事にした。

タイ料理愛好家の市場がある間に思い切り高品質で本物のタイ料理を日本で拡げる為にも。今まさにビッグチャンスの到来だ。需給ギャップがある今こそスピードを持って走ります。

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